スペインメディアの報道により、ハンジ・フリック監督がフレンキー・デ・ヨングにバルセロナの第1キャプテンの腕章を与えなかった決定の背景にある新たな詳細が明らかになった。ドイツ人指揮官は、オランダ代表MFが自身の負傷に対処した方法に不満を抱いていたものの、依然としてチームの重要な選手の一人として起用を続けている。
スペインのラジオ局「カデナ・セール」によると、フリックはブラジル人のラフィーニャを第1キャプテンに選び、ペドリが2番手となった。一方、バルセロナの選手たちはエリック・ガルシア、デ・ヨング、ラミン・ヤマルをその他のキャプテングループのメンバーに選出した。
この方式はクラブのロッカールーム内では新しいものであり、以前はキャプテンの選出は選手間の合意によって行われていた。
フリックのラフィーニャとペドリに関する決定は、ピッチ上でのキャプテン像に対する彼の考えに結びついている。彼はブラジル人ウインガーを自分の延長線上にある存在とみなし、技術面でも精神面でも影響を与えられるキャプテンだと考えている。一方でペドリもまたドイツ人指揮官の信頼を得ており、これがチーム内での在籍歴の長さにもかかわらずデ・ヨングを第1キャプテンの座から遠ざけた要因となった。
しかし、フリックがオランダ人選手に対して慎重な姿勢を強めたもう一つの理由は、ワールドカップ中に負った負傷への彼の対処の仕方に関係している。
バルセロナは7月、デ・ヨングが右膝の内側側副靭帯を損傷したことを発表し、手術による介入を行わず保存療法と経過観察を実施することを決めていた。
「カデナ・セール」が伝えた説明によると、フリックの反対はデ・ヨングが手術を拒否したことに関係していたのではなく、負傷への対処の仕方とバルセロナへの復帰の仕方に関係していた。指揮官は、より多くの試合に出場できる、より準備の整った状態の選手を望んでいたと考えているためだ。
とはいえ、フリックの姿勢はデ・ヨングを戦術的構想から外したことを意味するものではない。ドイツ人指揮官は依然として彼を自身のシステム内で重要な選手とみなしている。しかし、ピッチ上で継続的に影響を与えられると見込む選手にキャプテンを任せることにより慎重になっているようで、それがラフィーニャとペドリを優先させる要因となった。



