「シャルケのファンについては、95%には脱帽だ。彼らがしてくれたことに対してね。残りについては……。彼らは、自分たちのユースアカデミーであれほど素晴らしい人物を育て、その後、世界のサッカー界へ飛躍し、世界最高のGKとなり、ワールドカップ優勝も果たしたことを誇りに思うべきだ。そうした罵声はふさわしくない。バイエルンが相手だからブーイングするのは構わないが、ああいった言葉は必要ない」と、エーベルは試合後に語った。
FCシャルケ04の下部組織で育ち、2011年に移籍金3000万ユーロでバイエルンへ移籍したノイアーは、古巣への帰還でシャルケサポーターの反感をはっきりと感じることになった。ウォーミングアップの段階から、ノルトクルベの激しい敵意を浴び、その後も2014年のワールドカップ優勝メンバーは、ほぼボールに触れるたびにブーイングを受け、チャントも浴びせられた。そのひとつが「俺たちはシャルケ、お前は違う」というものだった。
かつてS04とFCBの両方でプレーした元プロのオラフ・トンが、試合前にノイアーへブーイングではなく「敬意と受容」を求めていた訴えも、結果的には実らなかった。トンの元チームメート、ローター・マテウスもSkyで「本来なら、特にブンデスリーガ最後の年なのだから、マヌエル・ノイアーは拍手で迎えられるべきだ」と語った。だが、過去は「あまり重要ではない」とマテウスは話している。
それでもノイアーは、こうした不満の表明によって育成クラブとの特別な関係を揺るがされることはなかった。本人はこれを「褒め言葉として受け取る。これは愛だ」と評価。さらに「またここに来られてうれしかった。ここで20年を過ごし、すべてを学んだ。家族もここに住んでいる。本当にとても楽しめた」と付け加えた。
Getty Imagesノイアーにとっては、同時にこれがプロとしてシャルケでの最後のプレーになった可能性もある。40歳のノイアーは現役最後のシーズンを送っている可能性があり、バイエルンとの契約も今季終了までとなっている。「ここ数週間、すでに何度も自分の将来について話してきたし、フェルティンス・アレーナで再びプレーすることはないだろうと思っている」とノイアーは語った。





