ドイツ代表のユルゲン・クロップ監督は、フロリアン・ヴィルツに言及する際に教え子であるセレッソ大阪MF香川真司の名前を挙げた。
レヴァークーゼンで197試合57ゴール65アシストと見事な活躍を見せ、ブンデスリーガ無敗優勝の立役者にもなったヴィルツ。そして2025年夏にリヴァプールへと移籍を果たしたが、初年度はプレミアリーグ33試合で5ゴール4アシストで終了。現地では厳しい批判が相次いだ。
そんな23歳MFについて、元リヴァプール指揮官であり現ドイツ代表監督が『sky』で言及。「リヴァプールは彼をどうチームに組み込むかを学ぶだろうし、彼はただ自分のプレーをする必要がある。それがすべてだよ。いつか彼がそうできるようにしてあげたいね」としつつ、香川真司の名前を出してこう語っている。
「だが、我々のチームでプレーしたいのであれば、カウンタープレスができないとね。私はシンジ・カガワを“10番(トップ下)”で起用したことがある。彼は一度もタックルにはいかなかったが、私が指導した中で最高のカウンタープレスができる選手の1人だったんだ。重要なのはフィジカルではない。貢献しようとする意欲があるかどうかだよ」
香川真司は2010年にセレッソ大阪からドルトムントに加入。クロップ監督の下で109試合出場35ゴール26アシストを残し、ブンデスリーガ連覇の立役者となった。ドイツ代表指揮官は、そんな教え子を例に出しつつヴィルツのさらなる成長を期待しているようだ。
■クロップが語る「現実」
またクロップ監督は、「選手としての能力において、ヴィルツが優れていることは疑いようがない。誰もがそう思っているはずだ。しかしジェイミー・キャラガーやギャリー・ネヴィルといった連中は……彼らはすぐに不安を口にするようなタイプだからね」とメディアや解説陣に不満を覗かせつつ、さらにこう続けた。
「フロとは話したよ。とても感じの良い会話だったね。過度に敬うような堅苦しさもなかったし、壁を乗り越えなければいけないようなプレッシャーも感じなかった。フットボールにおける課題は、才能ある選手たちをうまくチームに組み込み、彼らが最高のパフォーマンスを発揮できるポジションに配置すること。これがまさに監督の仕事だ。少なくともリヴァプールは、彼が実際にどのポジションでプレーすべきかという点を完全に理解していたと思っている」
そのうえで、「監督が終盤に交代させることなど微塵も考えないようなプレーをしないといけないね。それが現実だ。その点においては、我々が彼を助けてやることはできないよ」と成長をさらに促している。

