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Ryunosuke SatoGetty Images

佐藤龍之介、19歳でバレンシアの攻撃を引っ張る存在に…チームはベティスに0-1敗戦

25日のラ・リーガ第1節延期分、バレンシアは本拠地メスタージャでのベティス戦を0-1で落とした。MF佐藤龍之介は2試合連続でスタメンとなり、今回はフル出場を果たしている。

先週末、同じくメスタージャで行われた今季初の公式戦、第2節セルタ戦をスコアレスドローで終えたバレンシア。コルベラン監督およびバレンシアの選手たちは、低迷するチームに苛立つサポーターから容赦のないブーイングを浴びせられていたが、その中で希望を灯す存在だったのが佐藤だった。サポーターは精力的なプレーを見せていた日本人MFが50分過ぎに交代したことに納得いかず、コルベラン監督に抗議の指笛を浴びせている。

そしてこのベティス戦で、佐藤はバレンシアにとって重要な存在であることを改めて示した。5-4-1の右サイドハーフとしてプレーした佐藤は、誰よりも精力的なプレーを披露。チームのボール保持時には、的確なポジショニングでパスの受け手となるか、前線を駆け抜けて相手のDFラインを押し下げる。パスを受ければ流れを切ることなくボールをつなげていくか、重心の低いドリブルでチャンスメイクを試みた。バレンシアの攻撃の流動性は佐藤にかかっていると言っても差し支えなく、加えて献身的なプレスなど守備も素晴らしかった。

試合全体では、地力で勝るベティスが主導権を握っていたが、バレンシアも佐藤を中心にシュートチャンスを迎えていった。とりわけ惜しかったのは12分の場面。ダンジュマが打ったシュートはGKバジェスに弾かれ、そのこぼれ球から佐藤も右足を振ったが、これもベティス守護神にセーブされている。

前半はスコアレスで終了。なおスペイン『マルカ』は試合実況のテキスト「コルベランが下したある重要な戦術的決断が、今のところ大きな効果を発揮している。日本人サトウを先発に使い続け、彼が頻繁かつ効果的に攻撃に絡んでいる」と寸評。またSNSでは「リュウノスケ・サトウがボールに触れるたび、何かを感じる。 2020年、パレホがまるで野良犬のように放り出されて以来、こんな感覚はなかった。 彼はサッカーのボールとは何かを理解しているフットボーラーだ(ボールの呼び込み方、動き方、そしてボールを持った時に何をすべきか)。まだ19歳。何かを感じずにはいられない」との投稿が評判を集めていた。

後半、バレンシアはボールを保持する意欲を強めてベティス陣地に攻め込む。しかし確度のあるチャンスを迎えられず(佐藤は疲労もあるのか存在感を失っていった)、逆にベティスの速攻の餌食となってしまう。そして83分、アウェーチームが先制点を記録。自陣からカウンターを発動させると、フラン・ガルシアのクロスからパブロ・ガルシアが豪快な左足のシュートでネットを揺らしている。

バレンシアと佐藤は試合終盤、意地の猛攻を仕掛けるものの、途中出場サディクが同点ゴールを奪うことはできず。もう何年も繰り返されているチャント「(オーナーの)ピーター・リムは出て行け!」や、再び指笛が吹かれるカオスな雰囲気の中で、試合は終了のホイッスルが吹かれることになった。

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