30日のラ・リーガ第3節、レアル・マドリーは本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのマラガ戦を4-0で制した。
パフォーマンス的にも手応えをつかみながら開幕2連勝を果たしているマドリー。モウリーニョ監督は昇格組マラガを迎えたこの一戦で、2試合繰り返していたスタメンを変更した。ダンフリース、コナテ、カレーラス、ベルナルド・シウバ、ギュレルをベンチに置き、代わりにトレント、リュディガー、ククレジャ、カマヴィンガ、ブラヒムを先発させている。
マドリーの全スタメンはGKクルトワ、DFトレント、リュディガー、ハウセン、ククレジャ、MF後列バルベルデ、カマヴィンガ、前列ブラヒム、ベリンガム、ヴィニシウス、FWエンバペで、使用システムは4-2-3-1。
前半、マドリーのビルドアップ力はやはりB・シウバがプレーしているときよりは劣り、トレントの高精度フィード&クロスを中心として攻撃を仕掛けていく。なかなかシュートまで持ち込めない状況が続いたが、19分に前線に揃う“個の力”を爆発させて先制に成功した。
ピッチ中央やや左のエンバペがドリブルを仕掛けて失敗。するとこのボールを拾ったベリンガムが、エンバペのおかげで守備が手薄になった右サイドを突いて、そのままペナルティーエリア内右に侵入した。背番号5は角度の厳しいところから右足のシュートを放ち、見事ネットを揺らしている。
ベリンガムは第3節までに2得点2アシストを記録。23得点13アシストを記録したマドリー加入シーズンのような勢いを手にしている。
マドリーは26分にもベリンガムがゴールを導いた。エンバペがマラガの左センターバック&左サイドバックの間を突破してシュート。これはGKエレーロに弾かれたものの、浮かんだボールからベリンガムがヘディングシュートを放つと、マラガ守護神のオウンゴールを誘発している。
マドリーはさらに30分、勝負をほぼ決める3点目も獲得。ペナルティーエリア手前のエンバペがトレントとのワン・ツーからDFラインを抜け出し、右足のシュートでエレーロを破っている。エンバペは今季4得点目。左サイドに寄ってプレーすることが多い同選手だが、この日は右寄りにポジショニングを取って結果を出している。マドリーはエンバペが右に寄るときにはベリンガムが中央に、エンバペが左に寄るときにはベリンガムが右に流れるなど相互にバランスを取っており、左固定のヴィニシウス含めて共存を目指しているようだ。
リードを3点に広げたマドリーはペースを落とし、速攻を中心とした攻撃にシフト。ただマラガのボール保持を許しながら、効果的な速攻も仕掛けられないダラダラとした時間が続く。58分にはペナルティーエリア内左のベリンガムが、目の覚めるようなシュートを放ったが、これはクロスバーに直撃するのみだった。モウリーニョ監督は64分に初の交代カードを切り、ブラヒムを下げてディオマンデを投入する。また77分にはバルベルデを下げてベルナルド・シウバもピッチに立たせた。
交代カードを切っても質の高い選手が出てくるマドリーだったが、その後もマラガにボールを持たれ、チャンスにも乏しい状況は変わらず。また85分に迎えたマラガのフリーキックでは壁に入っていたリュディガーの頭、次にディオマンデの手にボールが当たり、主審がPKを指示したが、その後のオンフィールドレビューの結果、判定は取り消されている。
モウリーニョ監督は90分近くとなり、ベリンガムとの交代でギュレルを投入。ベリンガムはスタンディングオベーションを受けながらベンチへと下がった。
このまま試合はゴールなく終わるかに思われたが、91分に最後の盛り上がりを見せた。マドリーが自陣からカウンターを発動。ギュレルがボールを持ち上がってペナルティーエリア内左のヴィニシウスにスルーパス。トルコ人MFはヴィニシウスからリターンを受け、左足でボールを枠内に押し込んだ。マドリーは結局、ソシエダ戦に続く2試合連続の4得点で勝ち点3を獲得している。
現地取材=相良未来





