レアル・マドリーは4日にラ・リーガ第4節、敵地カルトゥハでのベティス戦に臨み、0-1で敗れた。
ここまでの3節を全勝で終えて、バルセロナと勝ち点9で並んでいるマドリー。第4節で対戦するのは、自分たちと同じく今季チャンピオンズリーグ(CL)に出場するベティスだ(金曜の試合開催もCLへの日程に余裕を持たせるため)。
モウリーニョ監督とベティスを率いるペレグリーニ監督と言えば、モウリーニョ監督が2011年に「私がマドリー監督を退任してもその後にマラガを率いることはない。イングランドかイタリアのビッグクラブへ行くよ」と発言し、その後ペレグリーニ監督が試合後の握手を拒否するという因縁があった。しかしモウリーニョ監督はこの試合の前日会見で「過去に何かを言い、自分が愚かだったと感じることもある。私は本当に馬鹿な発言をしてしまった」と後悔を語り、時の流れを感じさせていた。
ポルトガル人指揮官はいつも通り4-2-3-1を使用し、2ボランチは再びバルベルデ&カマヴィンガとして、ベルナルド・シウバまたもベンチスタートとなった。全スタメンはGKクルトワ、DFダンフリース、コナテ、ハウセン、ククレジャ、MF後列バルベルデ、カマヴィンガ、前列ギュレル、ベリンガム、ヴィニシウス、FWエンバペ。
両監督が握手をして始まった前半、序盤に勢いを見せたのはマドリー。B・シウバがおらずビルドアップなど展開力を欠いたが、右サイドのギュレルの創造性を頼りにベティスゴールに迫っていった。11分にはCKの流れから、ペナルティーエリア内のハウセンがクロスに右足で合わせるも、シュートはGKバジェスに阻まれる。また15分にはエンバペのスルーパスからギュレルがペナルティーエリア内右に侵入。バジェスを引きつけて折り返したボールにヴィニシウスが右足で合わせるも、これはポストに当ててしまった。
マドリーは次第にベティスにボールを持たれ(イスコは相変わらずうまかった)、自陣で押し込まれることになるが、43分に仕掛けた速攻から前半最大の決定機を迎えた。ベリンガムのスルーパスからヴィニシウスが左サイドを突破してペナルティーエリア内に侵入。ヴィニシウスは中央にフリーで走り込むエンバペに横パスを送ったが、エンバペが放ったシュートはベティスDFに跳ね返され、こぼれ球をもう一度叩いても、また違うDFにクリアされている。前半はスコアレスのまま終了した。
後半、マドリーは再びボールを持ってベティス陣地に攻め込むも、効果的な崩しを見せることはできない。停滞する状況で、モウリーニョ監督は64分に交代カードを3枚切る。カマヴィンガ、ギュレル、ダンフリースとの交代でトレント、B・シウバ、ディオマンデをピッチに立たせ、展開力のアップを狙った。
だが、マドリーのプレーは改善されず、ギュレルもいなくなり状況は悪化……。すると80分、ベティスが観客に歓喜をもたらす先制点を記録。CKからナタンがヘディングシュートを放ち、クルトワが弾いたボールをパロットが押し込んだ。
ビハインドを負ったモウリーニョ監督はバルベルデを下げてエスピを投入し、パワープレー気味に攻める。87分にはヴィニシウスの右アウトサイドのクロスからエスピがオーバーヘッドキックでネットを揺らす。が、これは事前のプレーでエスピがオフサイドポジションでボールに触れていたため、ゴールと認められなかった。
マドリーはさらに後半AT3分、ペナルティーエリア内に切れこんだヴィニシウスがナタンに倒されてPKを獲得。だが、キッカーのエンバペが放ったシュートはコースが甘く、バジェスに止められる。バルトラがシュートの前にエリア内に入っていた疑いがあったが、VARとの協議の結果、蹴り直しにはならなかった。
結局、マドリーは最後まで同点ゴールを奪えず、今季初黒星を喫している。エンバペが前半の決定機やPKを決め切っていれば、展開が変わっていたり同点に追いつけていたかもしれない。だがギュレルや前線の選手たちの個人技に頼った攻撃は、相手を崩し切るには不十分であり、課題も感じられた試合となった。





