レアル・マドリーは8日にチャンピオンズリーグ・リーグフェーズ第1節、本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのインテル戦に臨む。前日会見に出席したジョゼ・モウリーニョ監督は、前試合ベティス戦(●0-1)の敗北を振り返りつつ、この試合では何よりも勝利を望んでいると強調した。
「どんな試合にしたいか? 私は勝ちたい。良いプレーをしたいとも言えたが、しかしベティス戦のように良いプレーを見せながら負けたくはない。私は勝ちたいんだ」
「もちろんCLのリーグフェーズは8試合あり、目標は決勝トーナメント進出となる。私たちは成し遂げると思っている……が、そういった文脈でこの一戦を見たくはない。あと7試合あると思わず、唯一ある試合として戦いたい。私は勝ちたいんだ」
ベティス戦のレアル・マドリーは幾度も決定機を迎えながらも決め切れず、81分にCKからトロイ・パロットのゴールを許して失点。試合終盤にはPKを獲得したが、FWキリアン・エンバペのシュートはGKアルバロ・バジェスにセーブされた。またPKの場面では、DFマルク・バルトラがシュートの前にペナルティーエリア内に入っていた疑いもあったが、地面を踏んでいなかったとして蹴り直しにはならなかった。
モウリーニョ監督は、そのベティス戦をから勝利を取り戻す意欲を口にする。
「選手たちは良い感じだ。セビージャのドレッシングルームでは死んでいたが、日曜の練習でずいぶん回復し、今日は普通に戻っていた。あの試合を分析したが、本当に素晴らしいゲームをしていたとの確信を強めているよ。私たちはチームとしてプレーしていたし、決定機を決め切れなかったことが普通ではなかった。私たちは明日の試合で、プレーし、競争し、勝利をつかみたいと思っている」
ポルトガル人指揮官はその一方で、インテル戦では欧州とスペインのレフェリングの基準も考えながらメンバーを組むのか問われると、ベティス戦のPKが蹴り直されなかったことについての不満を話し始めた。
「いや…判定基準について話すつもりはない。一つだけ言えるのは、おそらく君の質問への答えにはならないだろうが……。すまない、君の質問からは逸れてもいいかな? 君の質問を利用して、違う方向へ話をさせてもらうよ。私たちはベティスに敗れた。敗れたのは、チームの攻撃をゴールに結びつけられなかったからだ。OK? 以上だ」
「しかし、あのPKだ…なぜやり直しにならなかったのか。VARがルールを知らないからやり直さなかったのか? それとも、VARがやり直したくなかったからなのか? これはレアル・マドリーの監督として、責任者たちに答えてもらいたい質問だ。なぜか? もしVARがルールの無知からPKのやり直しをさせなかったのならば、彼らは家に帰るべきであり、もうVARを担当してはならない。もしやり直したくなくて指示しなかったのだとすれば、さらにタチが悪い」
「そして3つ目の疑問も湧いてくる。ルールを知らなかったのならば、なぜ少なくとも主審を呼ばなかったのか。なぜモニターを確認するように彼を呼ばなかったのか。少し……少し奇妙だ。それはおかしなことだよ」
「私は誠実に考えたい。つまり、彼らはルールを知らなかったのだ、と。私は誠実な形で解釈をしたいんだ。だが、もしそうだったならば彼らは審判をやってはいけないし、VARをやってはいけない。なぜならば来週、あるいは1カ月後か2カ月後に、まったく同じ状況でPKのやり直しが命じられるということだからだ」
「はっきりさせておきたいのは、私たちはこの判定のせいで負けたわけではないということだ。やり直したPKも外していたかもしれないからね。だがレアル・マドリーの監督として、プロの大会で戦うフットボールの監督として知っておきたいんだよ。なぜ、あのPKはやり直しにならなかったのか? 責任のある人々に答えてもらいたいと思っている」
「ベティス戦については、もう一つ言いたいことがある。これも結果には関係ないことだがね。なぜマドリーのキャプテンはイエローカードを受けた? ヴィニシウスはこうやって(キャプテンマークを指差すジェスチャー)主審のもとへ向かっていった。しかし主審のもとへたどり着く前に、彼はイエローカードを受けている。これについても、なぜなのか理由を知りたい。それでダメなら、キャプテンには礼儀正しく、攻撃的ではない態度で主審に近づき、何らかの説明を求める権利があると、なぜいつも私たちに説明するだろうか」
「すまないが、前の試合の話をするために君の質問を利用させてもらったよ(笑)。許してくれ」



