今夏の移籍市場でFWフリアン・アルバレス獲得を狙いながらも、アトレティコ・マドリーに拒絶されて断念することになったバルセロナ。では、どのように行動していれば、獲得を実現することができたのだろうか。
バルセロナはJ・アルバレス獲得を目指して、アトレティコに移籍金1億ユーロのオファーを提示したが、交渉の席にすらつけなかった。アトレティコはバルセロナと話し合う気すらなく、ただただ契約解除金の5億ユーロの支払いを求めるだけだった。
なぜアトレティコは、そこまでバルセロナを拒絶したのだろうか。スペイン『マルカ』が同クラブの主張を伝えている。曰く、アトレティコは自分たちの方針やエゴでもって、他クラブとの交渉を拒絶することはないと強調している模様。クラブ首脳陣が重視するのは、「原則と敬意、そして物事を正しく進めること」のようだ。
J・アルバレスのようにクラブから去りたい選手がいるとして、アトレティコが考える正しい手順・道筋は以下のようになるという。
1.まず状況を整理して、クラブと選手の隔たりを埋めるように努める。
2.それでも選手が他クラブでキャリアを続けることを望む場合、選手の市場価値を算定しつつ、選手の代理人および関心を示すクラブに透明性のある交渉を求める。
3.もし選手および代理人、また関心を示すクラブがこの方針に同意しない場合は、即座にすべての交渉を打ち切る。それ以降、何らかの形で圧力をかけようとしても、アトレティコは断固として拒否する姿勢を取る。
『マルカ』が伝えるアトレティコの見解では、この手順・道筋に対してバルセロナは“すべて逆の行動”を取ったのだという。昨季アトレティコとバルセロナが直接対決に臨んでいた時期、クラブが関知しないところで選手側と秘密裏に交渉を行い、メディアを通じて獲得に向けて有利に働くメッセージを伝える……など、アトレティコ首脳陣の考える交渉に臨む姿勢とは、真逆の行動を取り続けていたとのことだ。『マルカ』は、アトレティコ側の見解を紹介している。
「陸、海、空から極めて卑劣な攻撃を仕掛けてきた。バルセロナの振る舞いは最初から最後まで、あまりにも見苦しかった。彼らはあんなやり方では何の結果も得られないと分かっていたが、それを内部では理解していながらも、最後の日まで彼らのファン、監督、チームをだまし続けることにしたんだ」
アトレティコは現在、バルセロナに「利用され、だまされた」J・アルバレスを立ち直らせることに注力している模様。「彼は私たちのように、嘘と悪意だらけの情報にかき乱され、ひどいときを過ごした」と、J・アルバレスも今回の一件の被害者と捉えているようだ。





