あなたは24歳以上ですか?

Help us verify your age by providing an honest response. This site contains gambling advertising for 24+.

Age-restricted content

賭け事に関するコンテンツを閲覧するには、年齢要件を満たしていません。トップページへリダイレクトされます。

alt
kobayashi yoshiyuki(C)Getty Images

ジェフユナイテッド千葉が17季ぶりJ1勝利も「少し複雑な気持ち」小林慶行監督の悩みは尽きず「最適解がどこにあるのか」

17季ぶりのJ1で6132日ぶり(2009年11月22日の第32節FC東京戦以来)の勝利をつかみ、待望の今季初白星を飾った。しかし試合後の記者会見場に現れた小林慶行監督が口にしたのは、意外な言葉だった。

「うれしいのが半分。あとは、少し複雑な気持ちです。ただの『うれしい』だけじゃないという気がします」

笑顔はなかった。むしろ以前よりも引き締まった表情にも見えた。

千葉は開幕5連敗のなかでG大阪戦を迎え、前節のフォーメーション[3-4-2-1]に替えて、J2時代から磨き続けた[4-4-2]で挑んだ。今季より川崎フロンターレから加入し、ここまで全試合に先発していたFWエリソンをベンチに置いたなか、2試合連続のスタメン出場となったFW矢村健が得点。開始約20秒でクロスボールに右足ダイレクトで合わせて電光石火弾を決めた。

指揮官が「本当に頭が下がる思いです」と語るように、先制点後も前からアグレッシブにプレッシャーをかけた。保持の場面でも落ち着いてビルドアップし、仮にボールを取られてもすぐさま囲い込んでカウンターにつなげた。

G大阪相手に主導権をにぎり、攻勢を強めた。52分には右サイドからの崩しで最後はFW石川大地がシュート。これは相手GKにストップされたが、こぼれ球に反応したMF津久井匠海が冷静に切り返して相手DFを交わし、ゴール左隅に流し込んだ。

試合終盤には攻め込まれる時間もあったが、集中した守りで決定機を作らせなかった。試合はそのまま2-0で終了し、「自分たちのスタイル」で勝利を収めた。フクアリが歓喜に包まれた。

それにもかかわらず、小林監督の歯切れが悪い。自身の志向する戦いをJ1の舞台で遺憾なく発揮できた試合に思えたなか、「もちろん毎回このサッカーをやりたいけれど…、というところですね」と慎重に言葉をつないだ。

「やっぱり自分のなかではすごく難しいと思っています。百年構想リーグで自分たちがぶち当たった壁というのは、前半あれだけチャンスを作りながらも結局は追加点を奪えなかった最後のクオリティにあると思います。でも、このリーグを戦うにあたってはどうしても守備の時間が増えてしまう。その状態で中盤のエリアで引っ掛けるためには当然最前線からのハードワークが求められるわけです。そのスタイルは表現できましたけど、そうじゃなければ難しい問題を抱えているので、この勝利で『踏み出せた』とは思えません」

小林監督は手放しで喜べなかった。G大阪が後方から丁寧にパスをつなごうとしたことや、明神智和監督が認めた選手たちの疲労も、勝利を手繰り寄せた要因だった。「だからこそ、自分たちが表現しやすかった」と複雑な胸中だ。

「自分たちの目指すところがどこで、その最適解がどこにあるのか、自分自身もなかなか見極められないでいる、というのが正直なところです。ただ、このサッカーをベースにして戦っていきたいと、きょうのピッチ上での選手の躍動を見ると思います」

勝てば無条件で最下位から脱出となる次節は、今月13日にアウェイで行われる19位の東京ヴェルディ戦で、ここまで相手はスリーバックで採用している。今季の千葉は同布陣の相手にはミラーゲームで挑んでいるが、この日の勝利を受けてどう戦うのか。監督の悩みは尽きない。

取材・文=浅野凜太郎

広告

この物語を楽しんでいただけましたか?

GOAL.comをGoogleの優先情報源に追加して、より多くのレポートをご覧ください。

GOALをGoogleでフォロー