ワシントン発。 エマ・ヘイズ監督は、世界最高のチームを相手にアメリカ女子代表の力を測るため、スペインとの対戦を日程に組み込むよう働きかけた。土曜日、その対戦相手である現ワールドカップ王者は、開始からわずか14分でアメリカに残された課題を浮き彫りにした。
スペインは序盤に2得点を挙げ、その後はプレーを改善したアメリカの反撃をしのぎ、アウディ・フィールドに集まった満員の1万9220人の観衆の前で2-0の勝利を収めた。2試合の親善試合の初戦は、2027年ワールドカップまで1年を切る中、ヘイズ監督が望んだ試金石となった。同時に、小さなミスがいかに大きな代償を伴うかを痛感させる一戦でもあった。
アメリカは4カ月ぶりの試合を迎えるにあたり、負傷者によって最終ラインの編成に支障が出ていた。さらに直前の離脱者もあり、ヘイズ監督の選択肢は狭まっていた。選手層を厚くするという方針も、引き続きメンバー構成に反映された。ヘイズ監督は選出できるのは起用可能な選手だけだと繰り返し強調しており、いまだに最強の顔ぶれを継続して揃えるには至っていない。
それでも、欠場者だけでは説明できない問題があった。
3分、パトリ・ギハロが遠距離からのシュートでクラウディア・ディッキーを破った。その11分後には、守備の連係が崩れたところをエバ・ナバーロがファーポストで決め、スペインのリードを2点に広げた。アメリカは追いかける展開を強いられた。
アメリカも反撃し、枠内シュート10本を含む13本のシュートを放ったが、チャンスを得点につなげられなかった。スペインが序盤に見せた決定力が勝敗を分けた。
「世界最高のチームを相手に2点を先行される余裕はない。特に、あのような形で失点してはなおさらだ」とヘイズ監督は試合後に語った。
「2点以上取れるだけのプレーはできたか? 間違いなくできた。ただ、必ずしも正しい判断ができず、私がこのチームならできると分かっている質の高いプレーを実行できなかった」
悔しさをにじませながらも、ヘイズ監督はチームが3年前よりスペインのレベルに近づいているとの見方を示した。
「私たちには本当に優れた選手がいる。今日の結果にかかわらず、私たちはとても良いチームだ」と語った。
残る疑問は、アメリカがその差をどれだけ早く埋められるかだ。ヘイズ監督は選手たちを信じている。トリニティ・ロッドマンら選手たちも、土曜日の試合で得た教訓を、より大きな計画の一部と捉えている。課題は、その教訓をスペイン戦で欠けていた、より的確な判断とプレーの精度につなげることだ。

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