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USWNT 1-1GOAL

「相手は効率的だったが、私たちはそうではなかった」――ソフィア・ウィルソンは希望をもたらす一方、クラウディア・ディッキーと中盤は低調。スペインに喫した失望の敗戦で見えたUSWNTの勝者と敗者

翻訳者:
  • ワシントン発。エマ・ヘイズ監督は、アメリカ女子代表には試される必要があると強調していた。世界ランキング1位のスペインを相手に、その試練はUSWNTがなお修正しなければならない細部をすぐさま浮き彫りにした。守備の綻びによってアメリカは14分までに2点のビハインドを負い、後半は内容を大きく改善したものの、アウディ・フィールドでの0-2の敗戦を覆すことはできなかった。

    MFパトリシア・ギハロが3分に先制点を挙げ、WGエバ・ナバーロが14分に追加点を決めた。いずれの失点も、USWNTが細部にもっと集中できていれば防げた可能性があった。相手のゴール側に立つこと、より素早く寄せること、スペースを消すことだ。しかし実際には、スペインの短いパス、ワンタッチやツータッチのプレー、絶え間ない動きによって、アメリカは対応に苦しんだ。

    ヘイズ監督は試合後、ターナー・スポーツに対し「今日は自分たちに対して失望している」と語った。「悔しい。今日の私たちは0-2で負ける内容ではなかったと感じているからだ……でも、その細部をおろそかにすれば、何も得る資格はない」

    先発メンバーには期待感があった。ソフィア・ウィルソンが9番に入り、片側にトリニティ・ロッドマン、もう片側にアリッサ・トンプソンが配置された。これは「トリプル・エスプレッソ」の修正版と言える顔ぶれだ。中央ではリンジー・ヒープスがキャプテンを務め、10番にローズ・ラベル、その後方にリリー・ヨハネスが入った。

    USWNTにとって最大の調整点は、4バックが初めてこの組み合わせでプレーしたことだった。センターバックにはケネディ・ウェスリーとティアナ・デビッドソン、サイドバックにはエミリー・フォックスとエイブリー・パターソンが並んだ。パターソンは最初の失点でポジションを外しており、いくつかの細かな動きの連続によって、ギハロにわずかなシュートスペースが生まれた。その結果、同じくポジションが外れていたクラウディア・ディッキーの脇を遠目からの強烈なシュートが破った。

    それでもUSWNTは後半、大きく持ち直した。前半終了前の時点でも、ウィルソンは前線をけん引し、背後のスペースを見つけ、わずかな隙があれば積極的にシュートへ持ち込んでいた。

    ヘイズ監督は「いいか、今日はチャンスは十分にあった。それははっきりさせておきたい」と話し、「相手は効率的だったが、私たちはそうではなかった」と続けた。

    USWNTにとってまたひとつの学びとなったが、2027年女子ワールドカップ、そして再びスペインと対戦する可能性を見据えるチームにとって、これほど早い時間帯に2失点を喫したことは受け入れ難いものだった。

    ヘイズ監督は「3、4年前と比べれば、スペインと私たちの差は縮まったと思う」と述べた。「最高のチームになりたいなら、もっと決定力を高める必要がある」

    GOALでは、アウディ・フィールドでのUSWNTの0-2敗戦における勝者と敗者を整理する。

  • 受賞者:ソフィア・ウィルソン

    Sophia Wilson

    ソフィア・ウィルソンがUSWNTの攻撃機会の大半を担った。

    スペイン戦で失望の残る結果に終わったアメリカ女子代表において、ソフィア・ウィルソンは数少ない明るい材料だった。ウィルソンは前半、後半ともにチャンスを迎え、一度はゴールも決めたが、その後オフサイドと判定された。さらに後半にはPKも獲得したものの、キッカーを務めたリリー・ヨハネスが失敗に終わった。

    ウィルソンは9番の位置で起用され、アメリカ女子代表でフル出場した。アメリカに得点をもたらすことはできなかったが、スペインの最終ラインの背後に抜け出し、わずかなシュートコースでもフィニッシュまで持ち込み、守備でも最前線からプレッシャーをかけるなど、見せ場は少なくなかった。

    ウィルソンはワイドで組んだトリニティ・ロッドマンと歩調が合っており、ファンが待ち望んでいた「トリプル・エスプレッソ」の輝きを再び感じさせた。一方で、アリッサ・トンプソンとの連係はまだ発展途上という印象で、特にトンプソンがウィルソンの使っていたスペースへ中に入る場面では、2人が似た動きを見せることもあった。

    「今日は良かった部分がたくさんあったと思うし、エマもそれを私に伝えてくれた。結果だけにあまりとらわれすぎてはいけない」とウィルソンは『Turner』の中継で語った。「もちろん、ワールドカップでは彼女たちに勝ちたい。こうした試合は成長するためのまた一つのいい機会であり、細かな部分を磨いていくことが大事だと思う」

    敗戦には終わったものの、アメリカ女子代表で45試合目の先発を果たし、64キャップ目を記録したウィルソンにとっては勇気づけられる内容だった。これは娘を出産して以降、ウィルソンにとって3度目のキャンプとなる。

    「この試合から得られるものをしっかり受け取りたいし、同時に自分たちがうまくできたことについても前向きでいたい」とウィルソンは語った。

  • 敗者:クラウディア・ディッキー

    Claudia Dickey

    クラウディア・ディッキーはUSWNTでゴールを守ってフル出場し、2失点を喫した。

    スペインとの最初の対戦で先発GKとして最も有力視されていたのがクラウディア・ディッキーだったが、開始わずか3分でポジションを突かれた。USWNT全体のボールへの寄せが遅れたことに加え、細かい素早いパス交換が続いた末、パトリシア・ギハロがわずかなコースを見つけ、ディッキーの届かないファーポストへ強烈なシュートを突き刺した。

    ディッキーはビルドアップの配球でも苦しんだ。スペインが後方からのつなぎに対して厳しくマークしたためだ。ディッキーは中央のヒープスに当てて素早く落とす形や、サイドへ展開する場面をうかがっていたが、実行のスピードが足りなかった。

    その後まもなく、この試合2失点目も喫した。14分、サルマ・パラジュエロのスルーパスをエバ・ナバーロが受けて決めた。

    ディッキーは土曜日、この日がUSWNTで12キャップ目、12試合連続先発となった。これまでのUSWNTでの出場試合では、8度のクリーンシートを記録している。

  • 敗者:USWNTの中盤

    Lindsey Heaps USWNT

    リンジー・ヒープス、リリー・ヨハネス、ローズ・ラヴェルで構成されたアメリカ女子代表の中盤は、スペインのボール支配についていくのに苦しんだ。

    これはUSWNTの中盤にとって警鐘となる内容だった。動きは遅く、間延びしていた。そしてボールを奪っても、それを保持するのに苦しんだ。相手にボールを持たれて追いかけ続ける展開は消耗が大きいが、アメリカにとって前半は特に長く感じられる45分となった。

    USWNTがひたすら追い回す、まるでボール回しが延々と続くような展開の中で、リンジー・ヒープスはスペインのパスワークを寸断できずに苦しんだ。179試合目の出場、139試合目の先発となった主将は、間延びした中盤に必要な安定感をもたらせなかった。

    ローズ・ラベルは前線に出た際に脅威を示したが、彼女とヒープス、リリー・ヨハンネスの間に生じたスペースによって、3人が三角形を作って連係し、スペインのプレッシャーをかいくぐるのは難しかった。

    18歳でアメリカ代表最年少のヨハンネスは、スペインの最終ラインの背後へ期待を抱かせるボールを何本か通した。しかし中盤では相手より一歩遅れ、ボール保持にも苦しんだ。後半のPK失敗もいら立ちに拍車をかけた。USWNTを試合に引き戻すチャンスでキッカーを務めたが、力強く蹴ったシュートは止められた。

    ヘイズは後半に修正を加え、ラベルとヒープスに代えてクレア・ハットンとアシュリー・サンチェスを投入した。

  • 勝者:ジゼル・トンプソン

    Gisele Thompson

    ジゼル・トンプソンは後半から途中出場し、スペインの攻撃の圧力とスピードに対応してすぐさまインパクトを残した。

    ジゼル・トンプソンは先発ではなかったが、スペインのスピードある前線にしっかり対応し、後方からのボール保持でも落ち着きを見せた。スペインの執拗なプレッシャーにもひるまず、サイドでスピードを生かして前進。攻撃に頻繁に絡み、素早いワンツーでプレスをかわす場面も多かった。

    トンプソンは45分の時点でエイブリー・パターソンに代わって投入された。すでに0-2とリードを許していた中で、落ち着きをもたらしただけでなく、サイドの有効な逃げ道にもなった。このサイドバックのポジションは、パターソンとリリー・リアレを上回るパフォーマンスを続けるなら、トンプソンがつかみ取ることになる。まだ20歳のトンプソンは、A代表でプレーするようになったのは2025年からで、初招集は2025年2月だった。経験はまだ限られているものの、ピッチに立っていた時間帯にスペインを無得点に抑えたことで、序列の中で大きく前進した。