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Ballon d'Or contenders GFX 1:1GOAL

バロンドールを獲得するのは誰か? ハリー・ケイン、ラミン・ヤマル、そして2026年の争いがバロンドール史上最も混戦で、問題も抱えている理由

Mark Doyle
翻訳者:
  • 2026年のバロンドール受賞者は月曜日に発表されるが、現時点では、サッカー界で最も名誉ある個人賞を誰が手にするのか、まだ分からない。

    ハリー・ケイン、キリアン・エンバペ、ラミン・ヤマルの3人が明らかな最有力候補だが、追う集団には過去の受賞者であるウスマン・デンベレ、ロドリ、8度の受賞を誇るリオネル・メッシの3人が名を連ねる。マイケル・オリーセとフヴィチャ・クヴァラツヘリアも有力な伏兵だ。

    実際、今年の争いをこれほど興味深くしているのは、誰もが文句なしの本命とは言えず、どの候補についても支持する理由と否定する理由の双方を容易に挙げられることだ……。


  • ウスマン・デンベレ

    Paris Saint-Germain v Arsenal FC - UEFA Champions League Final 2026
    Getty Images Sport

    フランスサッカー界のかつての問題児が、2年連続のバロンドール受賞を狙っている。

    長所:かつては規律を欠く振る舞いと不安定なプレーが目に余ったデンベレが、バロンドール受賞につながった好調を維持できるのか。それが大きな疑問だった。昨季前半にいくつかの負傷から回復すると、多様な役割をこなすこのFWは、パリ・サンジェルマンのチャンピオンズリーグ2連覇に再び重要な役割を果たした。同大会でチームが戦った最後の4試合で6得点を挙げ、続くワールドカップでは自身初のゴールを記録。その得点数は実に6で、フランス代表は北米で4位となった。

    短所: デンベレの輝きは、バロンドール受賞の最有力候補だった2024-25シーズンほどではなかった。実際、PSGが2度目のチャンピオンズリーグ優勝を果たした際のチーム最高の選手でも、ワールドカップでフランス代表の最も効果的なFWでもなかった、という見方は十分に成り立つ。そのため、エリート級のアタッカーであることを疑いの余地なく証明したとはいえ、今年のデンベレをめぐる注目度は当時ほど高くない。

  • ハリー・ケイン

    England v Congo DR: Round Of 32 - FIFA World Cup 2026
    Getty Images Sport

    イングランド代表とバイエルン・ミュンヘンのストライカーは、クラブと代表の双方で驚異的な得点力を発揮している。

    長所:2025-26シーズン、ケインの73ゴールを上回る選手はいなかった。このセンターフォワードの決定力はバイエルン・ミュンヘンの国内3冠に貢献した。優勝メダルを持たないことでかつて嘲笑された33歳にとって、見事な結果だ。

    短所:ケインの評価を支えるのは、その見事な得点数だけだ。チャンピオンズリーグでもワールドカップでも優勝できなかった。サッカー界の主要タイトルを一つも手にせず、世界最高の選手に選ばれるのはまれである。また、北米でイングランドが3位となるまでにケインは6得点を挙げたものの、ラウンド16以降は無得点だったことも忘れてはならない。アルゼンチンに衝撃的な敗北を喫した準決勝では、母国が最も必要とした場面で存在感を示せなかった。

  • フヴィチャ・クヴァラツヘリア

    FBL-EUR-C1-BAYERN MUNICH-PSG
    AFP

    ジョージア出身のウインガーは、昨季のチャンピオンズリーグで間違いなく最も勝敗を左右した選手だった。

    プラス要素:クヴァラツヘリアが2025年1月にパルク・デ・プランスにやって来たとき、PSGにウイングの補強が必要だとはとても思えなかった。だが、ルイス・エンリケ監督の攻撃に新たな次元をもたらし、クラブを初の欧州カップ制覇へと導いた。しかも、このジョージア人選手は昨季、さらに素晴らしい活躍を見せた。PSGが欧州王座を守る中、チャンピオンズリーグの決勝トーナメントで7試合連続して少なくとも1得点に直接関与した初の選手となり、同大会の年間最優秀選手に選ばれたのも当然だろう。

    マイナス要素:ワールドカップでプレーできなかったことだ。ジョージアが出場権を獲得し、クヴァラツヘリアが大会で少しでも好影響を与えていれば、バロンドール受賞に異を唱えるのは極めて難しかっただろう。しかし、投票者の判断にワールドカップがどれほど大きな影響を及ぼすかは分かっている。それだけの理由で「クヴァラドーナ」は3位以内に入ることすら難しいかもしれない。25歳の選手にとっては、あまりにも厳しい結果に感じられるだろう。


  • キリアン・エンバペ

    FBL-WC-2026-MATCH17-FRA-SEN
    AFP

    エンバペはチームプレーヤーとは見なされていないかもしれない。だが、現在のサッカー界で、個人として彼ほど相手にとって脅威となる選手はいないと言っても過言ではない。

    プラス材料:ヤマルと同様、ムバッペもバロンドール受賞の可能性について語ることをためらっていない。そしてヤマルと同じく、受賞に値する有力な根拠がある。ムバッペはラ・リーガ、チャンピオンズリーグ、ワールドカップのいずれでも最多得点を記録した。チャンピオンズリーグではレアル・マドリーが準々決勝で敗退したにもかかわらず、だ。さらに、北米での活躍によってゴールデンブーツを獲得し、大会の通算最多得点者にもなった。バロンドールがゴールによって決まるのであれば、ムバッペのゴールはケインのゴール以上に重みがあるとも言える。

    マイナス材料:ムバッペは驚異的なペースで得点を重ねたが、クラブでも代表でもトロフィー獲得にはつながらなかった。さらに、批判的な見方をする人々は、ムバッペの個人主義が所属チームの妨げになっていると主張する。その根拠として挙げられるのが、ムバッペがパルク・デ・プランスを去ってからPSGは良くなり、ベルナベウにやって来てからマドリーは悪くなったという見方だ。こうした非常に否定的な評価が、バロンドール受賞への追い風になるとは考えにくい。

  • リオネル・メッシ

    FBL-WC-2026-MATCH19-ARG-ALG
    AFP

    そのアルゼンチン人選手は、39歳にしてなお世界最高の選手の一人であることを、驚くべき形で証明した。

    長所:史上最高の選手と呼ばれるリオネル・メッシにとっても、この1年間の功績は並外れている。背番号10はインテル・マイアミをクラブ史上初のMLSカップ制覇に導いた。さらに39歳で決定的な活躍を重ね、アルゼンチンを2大会連続のワールドカップ決勝へと導いた。その間、父親は病との闘いに敗れつつあった。驚くほかない。

    短所:アルゼンチンがワールドカップで優勝していれば、おそらくこの議論すら起きていなかっただろう。メッシは9度目のバロンドール受賞に向け、圧倒的な本命となっていたはずだ。しかし、アルゼンチンのスペインへの敗れ方はメッシに不利に働くだろう。MLSを大多数の投票者が低く評価していることも同様だ。それは不公平か。間違いなくそうだ。だが残念ながら、それも事実である。

  • マイケル・オリーセ

    RB Leipzig v FC Bayern München - Bundesliga
    Getty Images Sport

    フランス代表のウインガーは、2024年にクリスタル・パレスからバイエルン・ミュンヘンに加入して以来、プレーを別次元へと引き上げた。

    プラス材料:オリーズは現在のサッカー界で、最も創造性に富む攻撃の才能を持つ選手だ。2025-26シーズンには実に41ゴールをアシストし、ワールドカップだけでも大会記録となる7アシストを記録した。そのため、バイエルンのキーマンはケインではなくオリーズだと考える人も多い。巧みな技術を持つこのウイングは、2年連続でバイエルンの年間最優秀選手に選ばれ、ブンデスリーガの年間最優秀選手にも輝いた。

    マイナス材料:残念ながら、オリーズはクラブの同僚ケインと同じ境遇にある。献身的なプレーで個人として際立った活躍を見せたものの、少なくともバロンドールの選考において重要なチームタイトルは獲得できなかった。バイエルンは激闘となったチャンピオンズリーグ準決勝でPSGに惜敗し、フランスもワールドカップの同じ準決勝で、しかも精彩を欠いたまま敗退した。オリーズはサッカー界の新たなアシスト王だが、現時点で世界最高の選手に選ばれるとは思えない。

  • ロドリ

    President Trump And First Lady Attend FIFA World Cup Final In New Jersey
    Getty Images News

    元マンチェスター・シティのMFは、スペインをワールドカップ優勝に導き、その卓越した才能を改めて誰もが認識した。

    長所:ロドリは2025年9月に前十字靭帯を断裂し、昨季はマンチェスター・シティでも負傷に苦しんだため、バロンドール受賞時のような最高の状態には戻れないのではないかと強く懸念されていた。しかし、今年のワールドカップでは見事なプレーを披露。ルイス・デ・ラ・フエンテ監督率いるスペイン代表が全ての対戦相手からボール保持の機会を奪い、ニュージャージーで優勝を果たすまで、試合を完全に支配した。これにより、ロドリはサッカー史上屈指のナンバー6としての地位を確かなものにした。

    短所:ワールドカップでは無類の強さを見せたロドリだが、前述の通り、負傷で中断を余儀なくされた2025-26シーズンは本来の力を発揮できていたとは言い難い。マンチェスター・シティがプレミアリーグとチャンピオンズリーグのいずれも制せなかった主な理由の一つはそこにある。それほどまでに、ロドリはジョゼップ・グアルディオラ監督のチームにとって重要な存在だった。したがって、夏のスペイン代表での活躍だけを根拠に、2度目のバロンドールを受賞するとすれば驚きだろう。

  • ラミン・ヤマル

    FBL-ESP-LIGA-BARCELONA-ESPANYOL
    AFP

    10代のウインガーは、2024年に獲得した欧州選手権のタイトルに加え、ワールドカップの優勝メダルも手にした。

    長所:ここ数シーズン、ヤマルほど見る者をワクワクさせた選手はいない。昨年のバロンドール投票で2位に入った、並外れた才能を持つこの10代の選手は、2026年にラ・リーガ2連覇を達成。さらに、北米でスペインが優勝したことで、欧州選手権とワールドカップの両方を制したサッカー史上最年少の選手となった。

    短所:バルセロナは再びチャンピオンズリーグ制覇を逃したが、ヤマルの受賞を阻みかねない懸念点は、実のところ一つだけだ。19歳のヤマルはワールドカップで本来の輝きを見せられなかった。クラブでのシーズンを短く切り上げることになったケガの影響が明らかにあった。それでも、大会最多のドリブル成功数を記録した一方で、アシストはゼロ。得点もグループステージのサウジアラビア戦で挙げた1点だけだった。