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MLS GFX 1-1GOAL

MLSの勝者と敗者:リオネル・メッシがまたもインテル・マイアミを救う。アントワーヌ・グリーズマンはオーランド・シティを変貌させ、サム・サーバーのビールをめぐる悪ふざけは険悪な事態に

Thomas Hindle
翻訳者:
  • 今季序盤、FCダラスのリザーブチームに所属するFWサム・サーバーは、自分に向かって投げられたビールをキャッチして一気飲みし、SNSで話題になった。当時は、サッカー界の「冗談を交わす」文化に乗った、なかなか粋な振る舞いに見えた。ばかげている? 確かに。だが、それ以上の話ではなかった。

    ところが今週末、サーバーは再び観客とやり合った。今度はビールを拾って観客席に投げ込み、アウェーの所属チームが終盤に同点ゴールを決めた後、ホームのファンに中指を立てた。そして退場処分を受けた。これでいいのだろうか? 面白がっていいことなのだろうか? 「おふざけ」が、人の頭にビールを投げつける危険な行為に変わる境目はどこにあるのか?


    こうした根本的な問いについては、いくらでも言葉を費やせる。だが、このリーグにはほかにも語るべきことがある。実際に試合が行われ、その多くがかなり興味深いものだった。インテル・マイアミは、チームとしてはそれほど良くないがリオネル・メッシに大きく引っ張られる戦いを続けた。アントワーヌ・グリーズマンの驚異的な数字も、目に見える成果につながり始めている。そして、全力で指揮を執りながら、無敗記録がついに途絶えるのを見届けたヨアン・ダメにも触れておきたい。


    FCシンシナティの状況は、それほど明るくない。開幕時には、MLSカップ優勝を狙える穴馬として注目されていた。エヴァンデルのプレーは見ていて楽しい。ケヴィン・デンキーはゴールを決められる。だが、守備は惨憺たるもので、今や70失点を喫し、MLSで2番目に失点が多い。イースタン・カンファレンスで9位につけるなか、最大のライバルであるコロンバスとのダービーではシュート数で23本対3本と上回りながら、0-2の手痛い敗戦を喫した。シンシナティでは、警鐘を鳴らすべき時が来ている。

    GOAL が、MLSの週末の勝者と敗者を振り返る……

  • 勝者:リオネル・メッシ

    Atlanta United FC v Inter Miami CF
    Getty Images Sport

    メッシは4分間で見事な2ゴールを決め、マイアミをアトランタ・ユナイテッドに3-1で勝利へと導いた。

    まあ、そうだ。スポーツにおける「一人でチームを勝たせる」力を、私たちは過大評価しがちなのかもしれない。シーズンを通じたチームの成功は、たった一人のおかげだと考えてしまうのだ。例えばモー・サラーは2024-25シーズン、プレミアリーグの得点関与数記録を更新した。リヴァプールはリーグ優勝を果たした。これぞ「サラーが一人で勝たせた」という見方だ。

    もっとも、フットボールはもう少し複雑だ。サラーが輝けたのは、チームも役割を果たしたからだ。例えば中盤の右サイドからトレント・アレクサンダー=アーノルドとドミニク・ソボスライを外せば、サラーの影響力は薄れる。

    だが、メッシとインテル・マイアミは、その見方が当てはまらない例だ。まともにプレーできる状態とは言い難いルイス・スアレスを強いて挙げるなら別として、このチームはまとまりを欠いている。バランスはまるで取れていない。守備面には不安があり、2人のGKも年間を通じて安定感らしい安定感を見せていない。要するに「レオにボールを渡して、魔法が起きるのを待つ」チームなのだ。そして土曜日も、その通りになった。メッシが2得点。シュート数ではアトランタが21対7で上回った。それでもマイアミが3-1で勝った。

    そして試合終了後、彼らは大胆にもこんなことをした。

    何ともおかしなスポーツだ。

  • 敗者:ヨアン・ダメット

    Yoann Damet St. Louis CITY
    Getty

    ヨアン・ダメ率いるセントルイスは、息を吹き返したミネソタ・ユナイテッドを相手に2-0のリードをふいにした

    ヨアン・ダメット監督の心中を思わず察してしまう。実際、今シーズンを通じて、判断を大きく誤ったことはほとんどない。選手陣が大きく入れ替わるなかでも、自らの進め方を強く信じ続け、すべてが絶好のタイミングでかみ合った。セントルイス・シティは勢いに乗って連続無敗記録を樹立し、今や西地区の優勝候補だ。その点に疑いの余地はない。

    しかし、土曜夜にその無敗記録が途切れた経緯には、悲劇的なものがある。セントルイスは前半を2-0で折り返し、順調に試合を進めていた。ミネソタは称賛に値する勇敢な反撃を見せたが、決勝点はセントルイスにとってあまりにも残酷なディフレクションから生まれた。もちろん、セントルイスがこの試合に敗れた事実を否定するつもりはない。ただ、そこには非常に大きな不運もあった。優れた監督にとって、つらい敗戦だ。

  • 勝者:アントワーヌ・グリーズマン

    griezmann

    グリーズマンの活躍で、オーランドは有力視されない存在からプレーオフ進出を争うチームへと躍進

    驚くべきことを言おう。アントワーヌ・グリーズマンはサッカーが非常にうまい。だが、なぜかあまり注目されてこなかった。実際、加入当時のオーランド・シティは、単純に強いチームではなかった。前半戦は失点を重ね、グリーズマンの獲得に宣伝効果があったとしても……だから何だというのか。

    しかし、その獲得が実を結び始めている。まず数字を見てほしい。先発した14試合で18得点に関与。チャンス創出数、キーパス数、パス成功数も、どれも驚異的だ。土曜日には、なんとあのオーランド・シティにこんなサッカーをさせていた。

    しかも、自らも2ゴールを決めている。では、グリーズマンはオーランドを強くしているのか。個人としては並外れていても、チーム全体の足を引っ張る選手は少なくない(そう、ここで唐突にキリアン・エンバペに矛先を向けている)。だが、事実はこうだ。グリーズマンが契約した時点で、オーランドはプレーオフ圏外におり、監督を解任していた。今は7位につけ、避けたいワイルドカード戦から着実に距離を広げている。

  • 敗者:ソン・フンミン

    New York City FC v Los Angeles Football Club
    Getty Images Sport

    ソンが終盤に決勝点の好機を逃し、LAFCはNYCFCと不本意なドロー

    ソニーは今季、どうにも調子が上がらない。

    監督交代の影響なのか、それとも避けられない加齢の影響なのか、韓国人FWはゴール前で本来の姿からほど遠い。その状態を象徴していたのが、LAFCとNYCFCの試合終盤の一場面だ。ソンはわずかなスペースを見つけると、前方の空いたエリアへ抜け出した。足からボールが離れる前から、低いシュートがGKの前を横切り、ゴール下隅に決まる光景が目に浮かんだ。

    しかし、ボールはポストに当たって外へ出た。LAFCは精彩を欠く1-1の引き分けに終わり、ソンは不満げな様子を見せた。それでもソンの活躍に賭けないのは愚かだろう。だが、今季はまさにソンのシーズンではない。

  • 勝者:ブルース・アリーナ

    San Diego FC v San Jose Earthquakes
    Getty Images Sport

    ブルース・アリーナ監督がナッシュビル戦で貴重な勝ち点1を獲得し、イースタン・カンファレンス首位チームのサポーターズ・シールド獲得を祝う機会を先送りにした。

    ジョゼ・モウリーニョはかつて、2014年にチェルシーが敵地でリヴァプールに勝利した際、「祝宴を台無しにする」という表現を使った。相手はリーグ優勝目前だった。モウリーニョは持ち前の強気な姿勢で、要するに「私がいる限り、そうはさせない」と言ったのだ。そして、その言葉通りになった。チェルシーは2-0で勝利し、相手の祝宴を台無しにした。

    土曜の夜、ブルース・アリーナ監督もサンノゼの選手たちに同じことを言ったかもしれない。敵地に乗り込んだナッシュビルは、サポーターズ・シールド獲得を決めるために勝利が必要だった。サンノゼはそれを阻めば、避けられない結末を少なくとも1週間先延ばしにできた。そして実際にそうした。ナッシュビルが先制したものの、サンノゼは70分に、この試合で印象的な活躍を見せたプレストン・ジャッドのPKで追いついた。また、ハニー・ムフタルは相手選手に悪質な蹴りを見舞いながらも、なぜかレッドカードを免れた。

    ベイエリアでの2シーズン目を好調に過ごすアリーナ監督にとって、これも見事な一戦となった。サンノゼは4位につけ、昨季はあと一歩で逃したプレーオフ進出を今週末に決めた。いいサッカーを見せている。そして、ナッシュビルの祝宴には水を差した。

  • 両方:サム・サーバー

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    Ball Raw Images

    サーバーはこの週末、ヒューストン・ダイナモ戦での痛恨の退場で話題を呼んだ。

    さて、質問だ。これはかっこいいのか、それともただひたすら不快なのか? サム・サーヴァーはこの行為で退場処分を受けた。GOALは退場は妥当で、行為も子どもじみていると考える。だが、ファンの意見は違う。さあ、どう思う?