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チャビが訴えるバルセロナの財政難「25年前とはもう違う。ファンには理解してほしい」

バルセロナのチャビ・エルナンデス監督は、クラブの財政難について語っている。

昨季ラ・リーガ制覇を達成したものの、今季は苦戦を強いられたバルセロナ。年始のスーペルコパ・デ・エスパーニャでは決勝でレアル・マドリーに敗れると(1-4)、コパ・デル・レイも準々決勝で姿を消すことに。チャンピオンズリーグでも準々決勝でPSGに一歩及ばず、さらにラ・リーガでは自らの敗戦でレアル・マドリーに優勝を譲る形となった。

今季無冠に終わることが決まっているバルセロナだが、ピッチ外での苦境も続いている。数年前には10億ユーロ以上の負債が発覚。さらに、伝えられていたリベロ・フットボール・ファイナンスからの4000万ユーロの資金調達も最終的に叶わなかった。また、『マルカ』などはラ・リーガのサラリーキャップを大幅に超過していることを指摘し、たとえ現主力クラスの選手を売却しても選手補強に回す金額が確保できないとも伝えていた。

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そうした中、チャビ監督はアルメリア戦に向けた会見で「クレ(バルセロナファン)は、経済的に競争するには状況が非常に複雑であることを理解する必要がある」とし、サポーターへ忍耐の必要性を説いている。

「監督が『あの選手と、この選手と、この選手がほしい』と言っていた25年前とはもう違うんだ。そんなことはできない」

「財政的に健全な他のクラブと同じ状況ではない。それは理解しているし、そうやって適応していくつもりだ。もちろん、だからといって優勝を狙わないわけではない。安定感と時間が必要なんだ。昨季は自分たちがやりたいスタイルができずに悔しかったが、今季は良いプレーができた。だが、結果は悪くなってしまったね」

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