Rodrygo Real Madrid 2023-24Getty Images

ヴィニシウス、ベリンガム、バルベルデ、ギュレル弾!さらにクルトワ超絶セーブ連発‼︎CL決勝見据えるレアル・マドリーが5発大勝

14日のラ・リーガ第36節、レアル・マドリーは本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのアラベス戦で5-0の大勝を飾った。

ラ・リーガ優勝を決めているマドリーと、1部残留の目標を達成しているアラベスとの試合。アンチェロッティ監督はGKクルトワ、DFカルバハル、ナチョ、ミリトン、メンディ、MFバルベルデ、カマヴィンガ、クロース、ベリンガム、FWロドリゴ、ヴィニシウスと、チャンピオンズリーグ(CL)決勝ドルトムント戦を意識した先発メンバーを組んでいる(ウェンブリーの地で起用が確定していないのはクルトワとミリトンのみか)。

マドリーは立ち上がりから試合を支配。クロースとカマヴィンガがゲームを組み立て、ヴィニシウス、ベリンガム、さらにはロドリゴが左サイドに集中して連係し、隙あらば突破を試み、そして右サイドのオープンスペースをカルバハルとバルベルデが突いていった。そうして10分、クロースのクロースらしい超精度パスから先制点が決まる。

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ペナルティーエリア手前のクロースが右足でボールを蹴り、浮き球のパスをエリア内左のベリンガムに送る。蹴った瞬間からチャンスとなるのが分かり切った高さ、速さ、コースともに完璧なパスに背番号5が左足で合わせると、再び曲線を描いたボールが枠内左に収まった。ベリンガムはこれが今季ラ・リーガ19得点目。得点ランク首位のドフビクにあと1点まで迫っている。

その後もマドリーは、目標がもうないためか、どうしてもプレスの寄せが緩いアラベスを相手にゴールを重ねていく。28分にはベリンガムの縦パスからカマヴィンガがDFラインを突破。そのままペナルティーエリア内右の奥深くまで侵入し、そのマイナスのパスをヴィニシウスが右足で押し込み2点目。さらに46分にはベリンガムのサイドチェンジからペナルティーエリア内右にフリーで侵入したバルベルデが、角度がないところから強烈なシュートを枠内に叩き込み、マドリーはリードを3点として試合を折り返した。

迎えた後半、最初に輝いたのはクルトワ。前半も単発的にいつもの超絶セーブを見せていたマドリーの背番号1は、後半も安定してそのような類のセーブを披露して失点を防ぎ続けた。56分にはオモロディオンのミドルをブロックし、さらに57分にはハジの至近距離からのシュートを、まるで猫の反応のような超反応の横っ飛びで弾いている。ベルナベウの観客はそんなクルトワに大喝采を浴びせ、その名を大合唱していた。

そして70分、マドリーが4点目を記録。決めたのは、再びヴィニシウス。ベリンガムのスルーパスからペナルティーエリア内に侵入したブラジル代表FWは、右足で豪快にボールを叩きGKオウォノを破っている(ベリンガムはこの試合1ゴール2アシスト)。ヴィニシウスは今季ラ・リーガ15得点目。

マドリーはさらに82分、62分にカマヴィンガに代わって出場していたギュレルが再び結果を残した。ロドリゴが単独で左サイドを突破してペナルティーエリア内に侵入して横パスを送ると、フリーで走り込んでいたトルコの天才MFが落ち着き払った左足インサイドのダイレクトシュートで今季ラ・リーガ4点目を決めている。

マドリーは終盤、守備の緩いところを少し見せながらも、その度にクルトワが絶対的なセーブ力で失点を許さず。5-0のまま試合終了のホイッスルを迎え、今季最大得点差での勝利を果たしている。CL決勝に向けて着々と準備を進める白いチームだが、クルトワとルニンのどちらが決勝でゴールを守るのかという論争も、さらに白熱することになりそうだ。

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