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W杯で名を上げた新鋭が揃う! 26-27シーズンの欧州ELで注目すべき選手たち

48カ国制となって初めて開催された2026年北中米ワールドカップは、スペインの優勝で幕を閉じた。大会ではフランス代表のキリアン・エンバペやノルウェー代表のアーリング・ハーランドといった世界的スターが期待通りの活躍を見せた一方で、一躍その名を世界へと広めた新たな実力者たちも数多く誕生した。

W杯は選手の価値を大きく変える大会でもある。UEFAチャンピオンズリーグとともに、その評価を継続し、さらなる飛躍につなげる舞台となるのが、26-27シーズンのUEFAヨーロッパリーグ(EL)だ。W杯前から知名度の高い、列強のビッグスターが多いCLに比べると、W杯に参加した多くの国から幅広くセレクトして紹介できるのはELならではの魅力と言える。(文=河治良幸)

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  • 20260725-Habib Diarra©Getty Images

    プレミア勢に集う次世代タレント。ハイアンとサンダーランドの新鋭たち

    まず取り上げたいのが、ブラジル代表の19歳ハイアン(ボーンマス)だ。若くしてヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリー)やマテウス・クーニャ(マンチェスター・ユナイテッド)とともにブラジルの前線を支え、スピードだけではない判断力や決定力も印象づけた。サイドだけでなく中央でも違いを生み出せる万能型アタッカーであり、クラブ史上初の欧州大会出場を決めたボーンマスでも攻撃の中心として、さらなる成長が期待される。

    同じプレミア勢のサンダーランドには今大会で評価を高めた選手が数多く揃う。セネガル代表のハビブ・ディアラは中盤で豊富な運動量と球際の強さを発揮し、攻守両面でチームを支えた。DRコンゴ代表のノア・サディキはゲームを落ち着かせる配球と前進するドリブルで存在感を示し、モロッコ代表のシェムスディン・タルビは鋭いドリブルとスピードを武器に何度も局面を打開した。いずれもクラブの中心選手として、ELでさらなる評価を高める可能性を秘めている。

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    優勝を狙うミラン&ユヴェントス。W杯で存在感を放った実力者が集結

    優勝候補の一角でもあるセリエA勢のミランではスイス代表の23歳MFアルドン・ヤシャリに注目したい。中盤の底からゲームを組み立てるだけでなく、自らボールを運び、守備でも高い強度を維持。スイスのベスト8進出に貢献しており、ELでも試合を支配するプレーを見せてくれそうだ。同じくミランの有望センターバックであるコニ・デ・ウィンターは、ベルギー代表のメンバー入りを果たしながら、本大会で出番が無かった。その分も、このELで大暴れを期待したい。

    ユヴェントスでは開催国カナダをけん引したジョナサン・デイヴィッドが目を引く。得点力はもちろん、前線からの献身的なプレスや味方を生かすプレーでも存在感を示し、カナダの快進撃を支えた。一方、グループステージ敗退に終わったトルコの中では、ケナン・ユルディズが数少ない希望だった。厳しいマークを受けながらも局面を打開する技術と創造性を見せ、今後への期待を抱かせた。

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    4年後の主役候補も。欧州各国で飛躍を狙うW杯の注目株たち

    ドイツのレヴァークーゼンではアメリカ代表のマリク・ティルマンとアルジェリア代表の20歳MFイブラヒム・マザが見どころだ。ティルマンはラウンド32のボスニア・へルツェゴビナ戦の衝撃的なゴールでMOMに輝いたように、得点力と推進力を兼ね備えた攻撃的MFとして開催国を支えた。マザは狭い局面でも違いを生み出せるテクニックと創造性でアルジェリア攻撃陣の中心を担った。ともにビッグクラブ行きを狙えるポテンシャルを秘めた存在と言える。

    マルセイユではアルゼンチン代表のDFファクンド・メディナがスカローニ監督の起用法に幅広く応えた。強さだけでなく配球能力にも優れ、現代型センターバックとして評価を高めた一人だ。カナダ代表のデレク・コーネリアスも対人守備と空中戦で安定感を示し、大会を通して株を上げたDFの一人。彼が出場しなかったモロッコ戦で敗退したのはもったいなかったが、ELの舞台で活躍するポテンシャルは十分に見せた。

    オランダのAZではメキシコ代表のマテオ・チャベスが攻守にアグレッシブな左サイドバックとして、チェコ戦で鮮やかなドリブルから貴重な先制ゴールを決めるなど、見事な活躍でMOMに輝いた。しかし、ラウンド32とラウンド16は起用されないまま開催国は敗退に。その運動量と攻撃力をぜひともELの舞台で大いに発揮してもらいたい。

    そして最後に名前をあげたいのが、日本代表MF鎌田大地の同僚でもあるクリスタル・パレスのスペイン代表FWジェレミー・ピノだ。今回のW杯ではグループステージのサウジアラビア戦とウルグアイ戦しか出番がなかったが、どちらの試合でもリードした状況で、攻めながら守るスペインのスタイルを見事に体現する働きだった。まだ23歳だけに、今シーズンのELから評価を高めて行けば、スペインが開催国の一つとなる2030年W杯の中心的な存在になっていくポテンシャルは感じさせる。

    欧州クラブの最高峰はCLだが、W杯で目に付いたタレントを幅広くチェックするという視点で、より面白いのはELだろう。皆さんも、それぞれ気になった選手のクラブでのプレーに注目し、4年後へ続く、ここからの代表戦線への期待をつなげてもらいたい。

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