「なんて情けない状況なんだ」マン・Uを憂うロイ・キーン「CLに出場できるかの話。優勝の話じゃない」

マンチェスター・ユナイテッドがヨーロッパリーグ優勝を成功したシーズンとみなすべきか否かについて、激しい議論が巻き起こっている。リーグ戦での不振を考慮すると、一部の専門家は同クラブがヨーロッパリーグ優勝を理由にチャンピオンズリーグ出場権を獲得すべきではないとも主張。現在リーグ表で15位に位置する同クラブは、16位のトッテナム・ホットスパーと決勝で対戦する可能性が出ている。

キーンはユナイテッドが5月にビルバオで勝利を収めればチャンピオンズリーグ出場を認められるべきだと考えている。しかし、多くの人はユナイテッドが来季のCLで成功する可能性はないと考えている。キーンはそんなクラブの現状を憂いている。

ヨーロッパリーグの優勝チームがチャンピオンズリーグの出場権を獲得すべきかどうかという議論が沸き起こる中、キーンは『Stick to Football』で次のように語った。

「誰もが『ユナイテッドがCLに行ければ、クラブにとって大きなことだ』と言っている。まるでユナイテッドが小さなクラブで、優勝する可能性はないかのように話しているんだ」

ポール・スコールズも「確かに恥ずかしいことだ」と付け加えると、キーンは以下のように続けた。

「確かに、現在の状況ではクラブにとって大きな意味を持つだろう。シードで1、2試合勝つ可能性はあるかもしれないが、優勝について話しているわけではない。『私たちは出場しなければならない』と言っているだけだ。『財政的な理由で出場しなければならない』、なんて情けない状況なんだろうか」

ユナイテッドは木曜日にオールド・トラフォードでアスレティック・ビルバオと対戦し、敵地での3-0勝利のアドバンテージを活かして決勝進出を目指す。