PSGのCL初優勝の裏で…パリの街で暴動が発生。2人が死亡、559人が逮捕か

31日に行われたチャンピオンズリーグ決勝戦で、インテルと対戦したPSG。序盤から相手を圧倒すると、CL決勝史上最大得点差となる5-0で勝利。悲願の初優勝を飾った。

しかし、この決勝戦の前後でパリの街は大混乱に。多くの人が街に繰り出して破壊行為を繰り返し、機動隊が出動して鎮圧を図ることに。催涙ガスも使用されたという。

フランス政府の発表によると、この暴動で2人が死亡、559人が逮捕。またグルノーブルでは、勝利を祝う歩行者の列に車が突っ込み、4人が負傷、1人が集中治療室に運び込まれたと伝えられている。

パリ警察本部の広報担当者は『デイリー・メール』に対し、「広範囲にわたって混乱が発生し、深夜までに131人が逮捕された。混乱は日曜日の朝まで続き、多数の警察官が各地の現場に動員されている」と語っている。

また、ブルーノ・ルタイロー内務大臣は『X』 で「真のPSGファンは、チームの素晴らしいパフォーマンスに興奮している。一方、野蛮な者たちがパリの街頭に繰り出し、犯罪や治安部隊への挑発行為を繰り返している。これらの乱暴行為に対して、治安部隊に断固たる対応を取るよう指示した。今晩、皆の安全を確保している警察署長および警察官全員へ支援を表明する。何も尊重しない少数の暴徒たちの暴行を恐れて、お祭りを楽しむことができないような状況は、決して容認できない」と投稿した。

なおPSGを優勝に導いたルイス・エンリケ監督は、これでキャリア2度目の“トレブル”を達成。ジョゼップ・グアルディオラ監督に次ぐ史上2人目の快挙となった。