「強欲だ」ヴィルツにアシストしなかったサラーに批判殺到

リヴァプールが4連敗を止めようとしたフランクフルト戦、モハメド・サラーは控え選手としてスタートした。アルネ・スロット監督は、高額で獲得したアレクサンデル・イサクとウーゴ・エキティケをスタメンに指名したため、攻撃陣の誰かが外れることになった。サラーが投入されたのは、終盤の74 分だった。

その時間の中で、彼は3本のシュートを放ち、そのうち2本はゴールに向かった。だが、最近のサラーは決定力を欠いている。9月17日にリヴァプールがアトレティコ・マドリーに3-2で劇的な勝利を収めて以来、彼はゴールを決めることができていない。

彼はアイントラハト戦で活躍することに明らかに焦っていたが、それが周囲の選手たちに悪影響を及ぼす場面もあった。1億1600万ポンドでアンフィールドに移籍したフロリアン・ヴィルツは、初得点を未だに待ち続けている。

リヴァプールがマンチェスター・ユナイテッドに1-2で敗れた試合で、サラーはシュート角度が有利だったヴィルツへのパスを選択せず。フランクフルト戦の終盤にも、再びヴィルツを無視した。ゴールエリア右に抜け出した際、正面のヴィルツは押し込むチャンスを迎えたが、サラーは自らゴールを狙った。

ヴィルツは明らかに苛立ちを隠せず、ゴールポストにしがみつくようにして立ち尽くした。一方のサラーは試合終了の笛が鳴るとすぐにピッチを後にした。リヴァプールサポーターはSNS上で反応。即座に疑問を呈している。

「サラーのあの行為は強欲すぎる。ヴィルツが初ゴールを狙っているのに」 

「サラーは個人的にフロ（ヴィルツ）を嫌っている。他に説明のしようがない」」

「サラーがヴィルツと『対立』ではなく『連携』すれば、どれだけ強くなれるか想像してみて」

「俺がヴィルツなら、今後8試合はサラーを無視してパスしない」

「サラーは途中出場し、パスが来ないと腕を振り回す。シュートと得点のことしか考えておらず、チームメイトを探す様子は全くなかった。態度は最悪だった」

リヴァプールのレジェンド、ジェイミー・キャラガーはアイントラハト戦前の段階で、サラーを絶対的なレギュラーから外すべきだと示唆していた。彼はCBSスポーツのチャンピオンズリーグ中継でアメリカのテレビ視聴者に、ジョーク交じりにこう語っている。

「昨夜その件について話したんだが、アルネ（・リヴァプール監督）も見ていたようだね。リヴァプールのコーチングスタッフと話すための小さな副業があるんだ」

「モハメド・サラーが伝説のサラーでない時は、他の選手と同じ扱いを受けるべきだ。それが正しい。彼は33歳で、リヴァプールは6日間で3試合を戦う。現時点でベストの状態にないなら、6日間で3試合をプレーさせるべきではない。他の選択肢もある。リヴァプールが多額の資金を投入したことは承知している。週末には重要な試合も控えているしね。だからアルネ、素晴らしい判断だ」

リヴァプールは、記録的な移籍金で獲得したイサクの戦力化にまだ取り組んでいる。彼は公式戦8試合に出場してカラバオカップでの1得点に留まっている。一方、エキティケは古巣フランクフルト戦で得点を挙げ、現在6得点を記録している。

サラーが土曜日のプレミアリーグ・ブレントフォード戦でスロット監督の先発メンバーに復帰するかは未定だ。首位アーセナルに4ポイント差をつけられたリヴァプールは、再び勢いを取り戻す必要がある。