Getty Images2015年にマンチェスター・シティへ加入し、プレミアリーグ4度の優勝に導いたMFケヴィン・デ・ブライネ。ベルギー代表の彼は世界を代表する司令塔として、そしてプレミアリーグ史上最高のチャンスメイカーとしての道を着実に歩んでいる。
マンチェスター・Cでの7年間で、プレミアリーグにおけるアシスト数は「86」。これはリーグ史上8番目の記録だ。2019-20シーズンには、ティエリ・アンリの持つ1シーズンのアシスト数記録（20）に並ぶなど、数々のゴールを演出してきた。加入後の通算アシスト数は「121」にも上る。
今回は、『GOAL』マンチェスター・C番記者ジョナサン・スミスが、デ・ブライネの最高のアシストランキングを選定。あなたはどのアシストが好み？
※芸術点、難易度、重要性の3つで評価（各10点満点）
Getty Imagesジョゼップ・グアルディオラ就任後、今のスタイルを確立している段階にあったマンチェスター・C。その上で、チャンピオンズリーグでの成績は非常に重要なものだった。この試合で彼がアシストしたノリートによる3点目は、今ではすっかりおなじみとなった「非情なプレー」が生み出したものだった。
芸術点：6
難易度：7
重要性：4
Getty Imagesエティハド・スタジアムでライバル・リヴァプールを粉砕したこの一戦。9月の段階で偉大なるシーズン（史上初の勝ち点100で優勝）を予感させたのは、このデ・ブライネのアシストだった。
芸術点：7
難易度：5
重要性：7
Getty Images「デ・ブライネの後頭部には目がついている」なんて言われ方をするが、このアーセナル戦のアシストが最もわかりやすいものだろう。1本のパスで「無」から「有」を作りだし、逆転勝利の立役者となった。
芸術点：6
難易度：7
重要性：7
Getty Imagesこの試合では3アシストと圧巻の成績を残しているが、中でも開始3分で見せたこのアシストは芸術だ。シティファンにはもうおなじみのクロスかもしれないが、このパスをスターリングがミスすることは逆に難しいように見える。
芸術点：8
難易度：8
重要性：5
Getty Imagesグディソン・パークで美しく機能したチームを締めくくったのが、デ・ブライネのラストパス。ペップは試合後、「この2年間、こういうゴールの事を考え、伝え、トレーニングしてきたんだ」と絶賛している。
芸術点：8
難易度：9
重要性：6
Getty Images相手DFの間を縫うような40ヤードの完璧なパスは、圧巻の一言。本人も試合後、「このパスの難易度は本当に高いと思うね。お気に入りの1つだよ」と自分でも納得のいくアシストだったと語っている。
芸術点：10
難易度：10
重要性：4
Getty Imagesリヴァプールとのデットヒートの中で迎えた最終節、チームは2点ビハインドから追いついたが、勝たなければタイトルを失う危機に立たされていた。そんな状況で見せたこのアシストは、リーグ史に刻まれる1つだろう。
芸術点：7
難易度：8
重要性：10
Getty Images2017-18シーズン、前人未到の勝ち点100の到達にはこの試合での勝利が必須だったが、スコアレスのまま後半アディショナルタイムに突入してしまう。そんな状況でも、デ・ブライネはゴールを予感していたのだろう。自陣から前方へおよそ60ヤードの正確無比なパスを通し、決勝点をもたらしてみせた。
試合後、本人は「まさに“オール・オア・ナッシング”だった。ボールを受けた時にはDFラインの背後が見えていた。ジェズスはうまくコントロールしてくれて、決めてくれた。美しかったね」とご満悦の様子だ。
芸術点：9
難易度：8
重要性：9
