ベンゲルがヨーロッパリーグ優勝者のチャンピオンズリーグ出場権獲得に「見直し」を要求

マンチェスター・ユナイテッドとトッテナムは、それぞれアトレティック・クルブ、ボドー・グリムトに勝利して準決勝第1戦でリードを手にし、ヨーロッパリーグ決勝へ近づいている。そんな中、現在、FIFAのグローバルサッカー開発責任者を務めるアーセン・ベンゲル氏は、ヨーロッパリーグ優勝者がチャンピオンズリーグの出場資格を得るのではなく、翌シーズンも同じ大会の出場権を保証する方が適切だと考えていることを明かした。

ベンゲル氏は『beIN Sports』の中で、ヨーロッパリーグ優勝者がチャンピオンズリーグの出場権を得ることは適切かという質問に対して自身の見解を明かした。

「いいえだ。まあ、（ヨーロッパリーグ優勝者がチャンピオンズリーグ出場権を得るという決定をするなら）適切ではあるがね。彼らは自動的に再びヨーロッパリーグの出場権を得るべきで、必ずしもチャンピオンズリーグの出場権でなくてもいい。特に、すでに多すぎるチーム、5チームが出場権を得るリーグにいる場合はそうだ。だから、考えてみれば、それを見直すべき事かもしれないね。一方で、ヨーロッパリーグに焦点を当て、面白く、モチベーションを保つためには、その特典が必要だという人もいるだろう」

マンチェスター・Uとトッテナムは、彼らの高い基準からすると厳しいシーズンを過ごしており、ルベン・アモリム監督率いるチームはプレミアリーグで15位、アンジェ・ポステコグルー監督率いるチームはその1つ後ろの位置につけている。国内リーグでそれほど低い順位で終わるクラブがチャンピオンズリーグの出場権を得るというのは奇妙に思えるため、おそらくこれは見直しの対象となるだろう。

マンチェスター・Uは木曜日にアトレティック・クルブとのヨーロッパリーグ準決勝第2戦をホームで迎え、トッテナムは同日にボドー・グリムトへ遠征する。