yamamoto takato(C)Hiroto Taniyama

ドルトムントMF山本天翔「ギラギラ感がないと…」日本ツアーを自己採点「10点満点中で…」

今夏にガンバ大阪から期限付き移籍でドルトムントに加入したMF山本天翔は、味方のアクシデントもあって23分に途中出場。「いつ呼ばれても出る準備はできていたので、入りは良かったと思います」と、先月29日のセレッソ大阪戦(0-1)に続いてチャンスをつかんだ18歳は、シャドーの位置から攻撃を活性化させた。

「ボールを持ったらやれること、周りとのコンビネーションで崩せることに、手ごたえを感じました」

狭いスペースに何度も顔を出して、恐れずにボールを受け続けた。ドイツ代表MFマクシミリアン・バイヤーをはじめ、MFフェリックス・ヌメチャやMFジョーブ・ベリンガムといった世界的スター選手たちのなかでも、気後れしていなかった。

「ギラギラ感がないと、トップ・オブ・トップでは通用しない。そこは僕の良さでもあるので、どんどんとトライしたいです」

試合は34分ごろにゲリア豪雨に見舞われ、「雷警報のため」に約20分間の中断を余儀なくされた。選手たちにとっては難しい状況となった。それでも、そのままスコアレスで前半を終えると、54分にドルトムントが先制点。FWファビオ・シウバがボックス内で右足を振り抜いて、得点を奪った。

山本も日本のファンの前で追随したかったが、なかなかシュートを打たせてもらえず。試合前日のトレーニングから、居残りでフリーキック練習などに励んでいたが、披露する機会はなかった。

18歳はそのまま69分にベンチへ下がり、1-0の勝利を見届けた。

「惜しいシーンも2回くらいありましたが、そこで決め切れる選手になりたいというのが、心に残っています」

「10点満点中で5点か4点くらいですかね。セレッソ戦はなかなかうまくいかないところが目立ちましたけど、今日はそれを改善できたのがいい点。ただ、結果を出せずに終わったのが一番大きいですかね。どこで出ても結果を出せる選手にならないと、トップ・オブ・トップでは通用しないと思います」

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    「この経験はプラスになる」

    悔しさがにじみ出た。

    驚異的な速さで世界への階段を駆け上がっているように見えるが、本人のなかに慢心はない。今回のジャパン・ツアーで「どんな状況でも落ち着いてプレーできているかどうかが、トップチームとの差だと思う」と課題も見つかった。

    ドルトムントは山本についてU-23チームを主戦場にして戦うとリリースしており、今後のトップチーム帯同は不透明となっている。

    30日には、ハンブルガーSVとのブンデスリーガの開幕戦も迎えるなか、まずはリーグ戦初出場を目指したい。

    「トップチームの選手たちはクオリティが高く、フィジカルもある。どんどん自分もそこについていこうという気持ちです」

    決して大満足の日本遠征とはならなかったが、18歳はこの経験を血肉とする。「ジョーブ・ベリンガム選手を筆頭に、客観的に見ても人気があるのは明らか。彼の振る舞いだとかを見習いたいと思います」と、目の前には最高のお手本たちがいる。

    「僕にとってこの経験はプラスになると思う。これをどれだけ次のステージで生かせるかだと思います」

    山本の挑戦はまだまだ始まったばかりだ。

    取材・文=浅野凜太郎

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