C・ロナウドの存在大きく…アル・ナスル新指揮官がきっぱり 「私は彼がいなければここにいなかった」

ここ数週間にわたり、噂として浮上中だったジョルジェ・ジェズス氏の監督就任を発表したアル・ナスル。ポルトガル人指揮官は幸せを感じられる国での現場復帰を示唆するなか、アル・ヒラルの2度におよぶ指揮を経て、引き続きサウジアラビアを舞台とする運びとなった。

そんなジョルジェ・ジェズス氏の監督就任を発表したアル・ナスルは昨季、サウジ・プロ・リーグ3位でフィニッシュ。AFCチャンピオンズリーグでは準決勝まで勝ち進んだものの、川崎フロンターレに敗れ、元ミランのステファノ・ピオリ監督を解任した。

ジョルジェ・ジェズス氏は今回のアル・ナスル行きに関して、「クリスティアーノ・ロナウドがいなければ、ここにいなかったはず」ときっぱり。さらに同胞のポルトガル代表FWとともに最高の結果を目指しての共闘を誓っている。

「モチベーションに溢れているよ。アル・ナスルはこれまでのクラブでも常にすべてを勝ちとってきたクリスティアーノ・ロナウドのように、タイトルが求められる。彼らはまだこのクラブでほとんど何も勝ちとっていないし、私が彼の力になれるかどうかやってみようと思う。彼とは同じ言語を話すし、簡単さ。同じポルトガル人だからね」

ジョルジェ・ジェズス氏は今年5月にアル・ヒラル監督を解任。最終的にカルロ・アンチェロッティ氏の監督就任で決着したが、アル・ナスル行きが決まるまでブラジル代表行きも取り沙汰された。

なお、ジョルジェ・ジェズス氏にとって、45年間の指導者キャリアで実に18クラブ目の指揮になるが、C・ロナウドを擁するチームとなれば、経験豊富であっても新たな刺激を受けるはず。だが、即座に結果を出せるだろうか。