XaviGetty Images

チャビ、バルセロナ監督退任は「完全に的中だ。チームの調子が良くなった」「メディアもポジティブな質問をしてくれる。ありがとう!」

24日のラ・リーガ第26節、バルセロナはホームでのヘタフェ戦に4-0で快勝した。チャビ・エルナンデス監督は試合後、自チームの攻撃が機能したことに大きな満足感を表している。

バルセロナはこの試合、ハイプレスを仕掛けるために高く設定されたヘタフェのDFラインを幾度も突破。20分にハフィーニャ、53分にジョアン・フェリックス、61分にフレンキー・デ・ヨングと得点を重ね、後半アディショナルタイムにフェルミンがダメ押し、大量4得点で試合を終えている。

チャビ監督はこの一戦後、次のような感想を述べている。

以下に続く

「攻撃を仕掛けるタイミングが鍵だった。ハフィーニャは素晴らしいタイミングでそうしてくれたし、カンセロも見事だった。レヴィ(レヴァンドフスキ)がセンターバックを引きつけるなど、私たちはよくやったよ」

「ヘタフェはとても勇敢なチームで、だからこそ私たちはハフィーニャとフェリックスを起用した。うまくスペースを突ける選手たちだからね。私たちは良い攻撃を仕掛けられることを示したんだよ」

チャビ監督は、DFラインからの攻撃構築の要となった17歳クバルシを大絶賛している。

「クバルシはこのチームの中で最もビルドアップのパス出しがうまい。彼のパスの選定を見るのは素晴らしく、相手の動き方次第で選んでいる。まだ17歳だが見事だよ。センスあるパスをミスなく出すことができる」

「彼はビルドアップのパス出しがチームで一番うまい。監督が頭の中で考える“出すべきパス”の上を行くパスを出せ、いつも2列目の選手を探している。驚異の選手が登場したと思っているよ。このクラブでずっとプレーすべき存在だ」

直近4試合の成績を3勝1分けとしたバルセロナは勝ち点を57に伸ばし、暫定ながらジローナを抜いて2位浮上。首位レアル・マドリーとの差も暫定で5に縮めた。

チャビ監督はラ・リーガで逆転優勝する可能性があるかを問われ、こう返答した。

「心がおどっているよ。この2年半で、初めてポジティブな仮定をされたからね。そう、これが初めてだ。感動ものだよ(笑)」

「私が今季終了後に退団すると決断したことも要因なのだろう。君たちは初めて、ポジティブな推測をしてくれたんだよ。ありがとう!」

「私は(逆転優勝を)最後まで信じるよ」

バルセロナ指揮官はまた、自身の退任発表によって、チームが勢いを手にしたとの見解も示している。

「決断は完全に的中した。チームは必要な一歩を踏み出したんだ。私たちの調子は良い。自分の決断は、クラブにとって的中だったと確信しているよ」

広告