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【動画】モロッコがタレント軍団ベルギーを撃破!W杯で24年ぶりの勝利を手に

現地時間27日、カタール・ワールドカップ(W杯)はグループFの第2節が行われ、ベルギー代表とモロッコ代表が対戦した。

初戦でカナダ代表相手に苦戦しながらも白星スタートを切ったベルギーと、前回準優勝のクロアチア相手にスコアレスドローに終わったモロッコ。ベルギーとしては勝てば決勝トーナメント進出が決まるだけに、立ち上がりからモロッコを押し込んでいく。

まずは開始5分、トルガン・アザールのスルーパスをエリア内左で受けたバチュアイがシュートを狙うも、GKムニルがコースを消してセーブする。

ボールを保持して主導権を握るベルギーに対し、モロッコはゴール前を固めつつカウンターを狙う。守勢の続くモロッコだが、徐々に右サイドバックのハキミが攻撃参加する機会が増え、33分にはゴール前まで駆け上がってシュートを放つも枠を捉えることはできない。

このままスコアレスで後半を迎えるかと思われた前半終了間際、ペナルティーエリア右からのFKをシイェシュが蹴ったゴールへと向かうボールにハキミとサイスが飛び込む。2人とも触れなかったものの、2人がブラインドになって名手クルトワもはじききれずそのままゴールへと決まりモロッコが歓喜に沸く。しかし、VARの結果、オフサイドの判定でゴールは取り消され、互いに無得点で試合を折り返した。

後半も一進一退の攻防が続く。52分、エデン・アザールがDFを1人かわしてシュートを放つも、GKムニルが横っ飛びでセーブ。57分には左サイドからカットインしたブファルが右足で狙うも、ゴール右へとわずかに外れる。

先制点が欲しいベルギーは61分、E・アザールとオナナを下げてメルテンスとティーレマンスを投入。そのメルテンスは65分に中央で仕掛けて右足を振り抜くも、これはGKムニルが正面ではじき返した。

一方のモロッコもハキミ、アマラー、ブファル、エン=ネシリを下げてサビリ、アティヤット・アラー、ハムダラー、アブフラルを投入。すると迎えた73分、投入されたばかりのサビリがペナルティーエリア左、やや角度のない位置からのFKを直接狙うと、ニアサイドに飛び込んだサイスはあえてボールに触らず、そのままポストをかすめたボールがネットを揺らしてモロッコが今度こそ均衡を破った。

W杯のグループリーグで最多タイとなる8連勝中のベルギーだが、記録となる9連勝を目前に非常に苦しい展開に。バチュアイとT・アザールを下げてデ・ケーテラーレとトロサールを投入したベルギーは、さらに81分にムニエを下げて負傷明けのルカクを投入し勝負に出る。

アディショナルタイムの5分間でも猛攻を仕掛けるベルギーだが、ルカクの高さを使ったパワープレーもことごとくモロッコが集中した守備で跳ね返す。すると逆にカウンターの機会が増えたモロッコは、エリア内右に侵入したシイェシュの折り返しをアブフラルがダイレクトで合わせてGKクルトワを破り、勝利を決定付けるダメ押しゴールを奪う。

守備でも最後までベルギーにゴールを許さなかったモロッコが、1998年大会のスコットランド戦以来、実に24年ぶりとなるW杯での勝利を手にした。

グループFの第3節、ベルギーはクロアチアと、モロッコはカナダと対戦する。

■試合結果

ベルギー 0-2 モロッコ

■得点者

ベルギー:なし

モロッコ:サビリ(73分)、アブフラル(90+2分)

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