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hydration break(C)Getty Images

イングランド代表戦“実質4回”のハイドレーションブレイクが物議「なぜ柔軟性がないのか…」FIFAは商業目的を否定

FIFAワールドカップ2026で導入されているハイドレーションブレイクだが、イングランド代表対ガーナ代表の一戦で大きな注目を集めた。


23日にボストン・スタジアムで行われたイングランド対ガーナ。試合はイングランドがポゼッション率72%、シュート19本を記録したものの、最後までガーナの堅守を崩せずスコアレスドローに終わった。しかし、この一戦のハイドレーションブレイクが物議を醸している。


今大会のハイドレーションブレイクは22分と67分に設定されているが、この試合では21分にジョーダン・アイェウとリース・ジェームズの頭同士が接触し、ピッチ上で治療が行われたために中断した。両チームの選手とも水分補給を行った後に再開されたが、それから2分も経たない内に3分間のハイドレーションブレイクに突入している。さらに後半のハイドレーションブレイク直前にも、ガーナの選手が治療を行ったために中断。そして、70分に再び3分間のハイドレーションブレイクに突入している。


この日のボストン・スタジアムは気温19度、雨も降りそうな気候であった。ハイドレーションブレイク突入の際にはスタンドからブーイングも発生していたが、『The Athletic』のジョーダン・キャンベル記者は以下のように指摘している。


「この試合では実質的に4回のハイドレーションブレイクがあったと言える(うち2回は非公式だが)。前半には、予定されていた時間まであと1分というタイミングで試合が中断しており、ハイドレーションブレイクを前倒しする絶好の機会だった。気候を考えればなおさらだ。だが、結果として前半は通常以上に試合の流れが分断されたように感じる。もし治療時間とハイドレーションブレイクを1回にまとめていれば避けられたはずだが、実際には6分間ものアディショナルタイムが追加されることになっている」


「予定より遅らせてハイドレーションブレイクを設ける柔軟性があるのなら、なぜ前倒しにして、試合のテンポを削ぐような中断を短時間で2度も繰り返さないような柔軟性を持たせなかったのだろうか」


なお、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長はハイドレーションブレイクについて、「主な理由は暑さだが、それだけでなくワールドカップのような短期間でのトーナメントでは休息の時間が極めて重要になる。そして我々にとってさらに重要なのは、すべてのチームがどの試合においても同じ条件でプレーすること」とし、そのうえで「(ハイドレーションブレイクによって)何ら利益を得ることはない。金銭的な問題ではなく、純粋にスポーツ上の問題だ」と主張している。

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