国際サッカー連盟(FIFA)は4日、2030年のFIFAワールドカップ(W杯)をモロッコ、スペイン、ポルトガルで共催することが内定したと発表した。
大会創設100周年となる次々回のW杯。次回の26年大会は史上最多3カ国(米国、カナダ、メキシコ)で共催されるが、続く30年の100周年記念大会は欧州、南米、アフリカという、初めて異なる3大陸の計6カ国で開催される異例の祭典となる。
6カ国になっている理由は、第1回が行われた1930年の開催国ウルグアイに、アルゼンチン、パラグアイの南米3カ国でも各1試合ずつ、最初の計3試合が実施されることも電撃発表されたから。それぞれの国の開幕戦が行われる予定ということだ。
FIFAのジャンニ・インファンティノ会長は「分裂した世界で、FIFAとサッカーは団結している」と主張。「2030年はアフリカ、欧州、南米の3つの大陸が、サッカーの祭典だけでなく、社会的、文化的な結束で1つになる。美しい100周年大会のW杯ともに祝いながら、世界を歓迎し、1つにするという、ユニークな国際的足跡を残すことになるだろう」との声明を発表している。
