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ベルギー、イタリア、そしてイングランド…冨安健洋が各国で活躍できる秘訣「適応しつつも自分を見失ってはいけない」

■スパイクに好感触

アシックスジャパンは26日、アーセナルに所属する日本代表DF冨安健洋とアドバイザリースタッフ契約を締結。併せて同社のインタビューに応じている。

アビスパ福岡から2018年にシント=トロイデンに加入して欧州挑戦をスタートさせた冨安。そしてボローニャを経て、2021年にプレミアリーグの名門アーセナルへ加入した。加入直後から中心選手として活躍し、今季も公式戦23試合に出場。プレミアリーグ首位を快走するチームで重要な選手としてプレーを続けている。

そんな24歳の日本代表DFは今回、アシックスジャパンとアドバイザリースタッフ契約を締結。契約内容は「シューズをはじめとする当社スポーツ用品の使用、商品に対する開発面でのアドバイス、当社製品に関する広告やカタログ、ポスターおよびインターネットなどの電子媒体、SNSによる宣伝、販売促進活動への協力」と発表された。

そしてアシックスジャパンのインタビューに応じた冨安は、「スパイクのクオリティという意味では間違いないと思いましたし、実際に履いてみてからも感じることができています。その点でアシックスを選ばせてもらいました」と契約の理由を説明。また「一番はフィット感を重視します」とスパイク選びについて語ると、「僕は新品のスパイクを履くとどうしても靴ずれとかが起きてしまっていたんですが、1回目からそれもなくフィットしている状態でトライできています」と着用する同社の『DS LIGHT X-FLY PRO』に好印象を抱いていることを明かした。

■複数の国で活躍できる理由

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現在プレミアリーグの名門で主力を務める冨安だが、自身の強みは「プレー予測」だという。

「ゲーム展開というか次のプレーを予測して、相手よりも先に動いて対処するプレーなんで、はっきり言って派手さはないと思います。でも他の選手がスライディングで止めなきゃいけない場面を、派手さなく対処するというか。1秒早く動ければスライディングせずに対処できると思うので、分かりづらいかもしれませんが、そういったところを強みとして今後も見せていかないといけないと思います」

「それは守備の時だけでなく、攻撃の時も先に状況を読んでポジショニングを取るなど、試合だけじゃなく練習から意識して、伸ばせる部分だと思います」

これまでベルギー(シント=トロイデン)、イタリア(ボローニャ)、そしてイングランド(アーセナル)と行く先々のクラブで重要な存在となり、またファンやメディアからも高く評価されてきた冨安。文化の異なる国で活躍できる秘訣はどこにあるのだろうか。

「もちろんその国によってサッカーは変わるので、アジャストする部分は必要です。“郷に入っては郷に従え”じゃないですけど、まずは受け入れるところからスタートして、その上で自分のことを見失ってもいけない。自分の良さ、プレーを表現することは忘れずに、バランスを見つけることは大事かなと思います。全く変わらないというのも、リーグに順応する上では難しい。バランスですね」

そして、今後の目標についても言及。まずは現在プレミアリーグで首位を走るアーセナルで、19年ぶりのリーグ制覇を成し遂げたいと明かした。

「全選手のゴールはバロンドールだと思いますけど、僕はチームに貢献したいという気持ちがありますし、今年は優勝を狙える位置にいるので、リーグ優勝に貢献できればと思っています」

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