Jose Mourinho Roma 2022Getty Images

死闘の末に大逆転負け…モウリーニョは精神的な問題指摘「心理的な崩壊が起きた」

ローマのジョゼ・モウリーニョ監督は、チームの精神的な弱さを指摘した。

9日に行われたセリエA第21節で、ローマはホームでユヴェントスと対戦。11分にタミー・エイブラハムのゴールで先制したが、直後に失点して同点に。後半に入ると、53分までにヘンリク・ムヒタリアンとロレンツォ・ペッレグリーニのゴールで2点のリードを奪ったが、70分からの7分間で3失点して逆転を許す。終盤にはPKのチャンスもあったが、相手GKのセーブに遭い、このまま3-4で敗れた。

ホームで壮絶な打ち合いの末に逆転負けしたローマ。モウリーニョ監督は、試合後に『DAZN』で「我々は70分間試合を完全にコントロールしていた。チームは良いプレーをして、主導権を握るだけのメンタリティも有していた。ハイプレスやテンポをコントロールすること、主導権を握るためのアイディアを持っていた。70分間はとても良かった」と話すも、逆転を許した終盤への不満をあらわにした。

「そして、心理的な崩壊が起きた。3-2になって我々は終わった。フェリックス(アフェナ=ギャン)にとっては最高の試合だったが、(フアン)クアドラードとのスプリント対決で終わった。だから私は彼をベンチに下げたが、彼の交代はすべてが間違いだった」

「ユーヴェのような強いメンタリティや強いキャラクターがあるチームに3-2にされたとき、恐怖が始まる。心理的なコンプレックスだ。3-2は私にとって何の問題でもないが、彼ら、私のチームにとっては問題だ」

「ひどい状況にあるとき、立て直し、自らのキャラクターを見つけ出す必要があるが、このチームのロッカールームには少しナイスすぎて、弱すぎる人間がいる。選手たちにはすでに伝えたが、70分で試合が終わっていれば最高のパフォーマンスだった。残念なことに、試合はそこで終わらなかった」

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