フットボールの代理人業を務めるアレハンドロ・カマーニョ氏が、パリ・サンジェルマン(PSG)FWキリアン・エンバペとその代理人を務める彼の母親ファイザ・ラマリ女史について語った。
カマーニョ氏はPSGのDFアクラフ・ハキミ、インテルFWラウタロ・マルティネス、ヘタフェFWボルハ・マジョラル、レアル・マドリー・カスティージャMFセルヒオ・アリバスらを代理しているエージェンシー会社、フットフィールの代表者だ。そして彼の最たる顧客と言えるアクラフについては、ここ最近にファイザ・ラマリ女史が経営するエージェンシー会社に移ることが報じられていた。
だがスペイン『アス』とのインタビューに応じたカマーニョ氏は、アクラフの“移籍”を真っ向から否定。それだけでなく、ファイザ・ラマリ女史がフットボールの市場に干渉しようとしていることに対して疑問を呈している。
「重要な選手の母親というだけで、フットボールの市場に介入してきた彼女に私たちは驚いている。アクラフはフットフィールの家族の一員であり、私たちが抱えるプロジェクトに確信を持ってくれているよ」
「確かにアクラフはキリアンと仲が良く、私たちはキリアンに対しても愛情を感じている。だがね、エンバペの周囲は少し密度が濃く、重苦しい。周りの人々が、アクラフがあちらのエージェンシーに入ると流布した可能性があるが、そうだとしたら市場での経験があまりにもなさ過ぎる。選手の母親であるというだけでは十分ではないし、この職業への敬意を欠いているように思えるよ」
「アリ(アクラフ)がほかへ移るという不安はない。私たちは先週の月曜、彼の財団の活動のためにモロッコで一緒になったんだ。ファイザ・ラマリの会社はエンバペ以外何もない会社だ。エンバペは重要な存在だが、彼らの関係は母親と息子であるだけなんだよ。彼女の市場での影響力はゼロであり、経験など何もない。どんなオペレーションも実現したことがなく、市場において意味を持っていない」
エンバペとファイザ・ラマリ女史は、先にレアル・マドリー移籍を土壇場で撤回してPSGと契約を延長。そして今季、PSGに対して契約延長オプションを行使することなく現契約が終了する2024年にクラブを退団する意思を示し、PSGと大きく揉めている。
カマーニョ氏は、ファイザ・ラマリ女史が代理人になり切れていないとの見解を示した。
「私たちにとって彼女はエンバペの母親だ……彼の母親であるだけなんだ。私たちが理解しているような代理人でもエージェンシーでもない。キリアン以外に顧客がいないが、しかしキリアンは彼のポジションでは世界最高の選手だ。大きな責任だよ」
「エンバペはPSGで好き勝手している? 外から見ていると、今はキリアンを売る、今はキリアンが残るなどと話され、現在はどうなっているか分からない。不安定のように見えるがね」
エンバペがレアル・マドリーに移籍するとして、PSGでのような振る舞いが見せられるかどうかを問われると、次のように返答している。
「選手にはそれぞれの機能があり、マドリーには確立された規律が存在する。あそこの会長はクラック(名手)だよ。エンバペがどれだけの影響力を持っているか、私には分かりかねるが、マドリーで同じようにできるとは思えない。(年俸の引き上げを要求して最終的に退団したとされる)クリスティアーノ・ロナウドのような経験もある。マドリーを取り仕切っているのは、取り仕切るべき人物だよ」
