プレミアリーグは、2026-27シーズンでGKの治療に伴う“戦術的タイムアウト”を防止するための新ルールを試験導入することを決定した。
現地時間8月21日に開幕を迎えるプレミアリーグ2026-27シーズン。開幕まで残り1カ月を切った中、同リーグの審判団を統括する組織「Pro Ref」は声明で「試合のテンポと流れを維持するという継続的な取組の一環として、2026-27シーズンからGKの負傷に関する新たな試験的ルールを導入することで、IFAB(国際サッカー評議会)の承認を得た」と発表した。
この新ルールでは、GKの負傷によって試合が中断した場合、当該チームの監督はピッチ外へ1分間退場させる選手(GK以外)を1人指名する必要がある。さらに『The Athletic』によると、監督は指名する選手を第4審に伝えるまで10秒間の猶予が与えられ、もしその時間内に伝えなかった場合は、自動的にキャプテンが一時的にピッチを離れることになるようだ。
「Pro Ref」やイングランドサッカー協会(FA)、プレミアリーグ、イングリッシュ・フットボール・リーグ(EFL)、女子スーパーリーグ(WSL)、ナショナル・リーグが共同で推進するこの試験ルールは、イングランドの男女プロフットボール全体で実施されることに。プレミアリーグは「GKの負傷が試合の勢いを削ぐ、ペースを落とす、あるいは戦術的な指示を受ける機会を作り出すといった意図で利用される事態に対処するのが目的」と明かした。
一方でこの新ルールでは、「GKに対するファールでFKが与えられ、当該選手が直ちに治療を必要とする場合」や「GKとフィールドプレイヤーが衝突して両者の治療が必要となる場合」、さらに「GKが出血している場合」など、いくつかの例外も設けられている。
またプレミアリーグは、今季から試合中のインプレー時間を増やすために様々なルールを導入。昨季からスタートした「GKの8秒ルール」に加え、FIFAワールドカップ2026でも採用された「スローインとゴールキックの5秒ルール」、さらに「選手交代時の10秒ルール」も実施することを発表した。
なお『The Athletic』は、今回の試験導入される新ルールの運用が成功した場合、2027-28シーズンからは競技規則に追加される見込みだと伝えている。
