アル・ナスルは、インテルGKアンドレ・オナナの獲得を狙っているようだ。
国営の投資ファンド『PIF』による国内4強（アル・ナスル、アル・ヒラル、アル・イテハド、アル・アハリ）の買収が成立し、巨額の資金を武器に今夏の移籍市場で次々にスター選手と契約するサウジ・プロフェッショナル・リーグ。昨年のクリスティアーノ・ロナウドに始まり、すでにカリム・ベンゼマやエンゴロ・カンテ（共にアル・イテハド）、さらに3日にはクロアチア代表MFマルセロ・ブロゾヴィッチのアル・ナスル移籍が決定している。
そんな中、アル・ナスルはさらなるビッグネームの獲得に動いているようだ。『CBS Sports』によると、インテル守護神オナナへ巨額のオファーを提示したという。
昨季チャンピオンズリーグ決勝進出の立役者となるなど目覚ましい活躍を見せたオナナだが、これまでマンチェスター・ユナイテッドが獲得に乗り出していることが伝えられている。先日インテルのジュゼッペ・マロッタCEOは、「彼らは特別な関心を示しているが、それを数日中にオファーに繋げる必要がある。それが実現したら、インテルと選手の両方が慎重に検討する」とし、未だ正式なオファーが届いていないことを明かしていた。
そしてアル・ナスルは、巨額オファーを準備して一気に獲得を決めたい考えであると伝えられている。具体的な金額等は明らかになっていないが、オナナをGKのトップターゲットに据えていたマンチェスター・U側にはプレッシャーが広がっているようだ。
昨シーズン最高のGKの1人として、大きな評価を集めたオナナ。27歳のカメルーン人GKも、サウジアラビアへ向かうことになるのだろうか。