ドイツ代表は、23日のカタール・ワールドカップ初戦で日本代表に1-2で敗れ黒星スタートとなった。この試合に67分まで出場したMFトーマス・ミュラーが、同国『ARD』のインタビューに応じた。
ドイツは33分にMFイルカイ・ギュンドアンがPKから得点を記録し、1点リードで後半へ。しかし、途中出場のMF堂安律が75分に同点弾をマークすると、83分にはFW浅野拓磨にもゴールを許し、逆転負けしている。
ミュラーは、日本がシステムを変えたことで流れが変わったと考えるようだ。「日本はハーフタイム後、フォーメーションが少し変わり、よりアグレッシブになった」と切り出しつつ、「それでも僕らは後半に入ってからも良いチャンスをつくり出せていた。試合を支配していたし、オン・ザ・ボール、オフ・ザ・ボール問わず問題なくプレーできていた。インテンシティも良く、偶然に任せるようなプレーもしていなかった」と強調。そして、以下のように続けた。
「ただ明確なのは、効率が課題だということ。本当に良いチャンスをつくり出せていたのだからね。前方での効率が不足していながら75分と83分に失点したら、試合に勝つのは難しくなる。試合直後なのでまだショック状態だよ」
「まだ整理できていない。このような内容なら、ほとんどの場合は勝ち切れているはずだ。ただ、だからと言って僕もチームも何の得もない。いずれにしてもこの結果を消化しなければいけない。もちろん非常に不利な状況になった」
ドイツは2018年のロシア大会に続き黒星スタートとなったが、同選手は「気持ちを入れ替えて、身体の回復に集中しなければいけない。スペインには絶対に勝たなければいけなくなった」と話している。
なお、ドイツは27日に行われるグループE第2節でスペインと対戦。日本はその日、コスタリカ戦に臨む。
