「現時点で一番目立ったのはクラシコでの8回オフサイド」苦しむエンバペに現地記者は…

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レアル・マドリーFWキリアン・エンバペについて、有力メディア『The Athletic』の記者が分析している。

今季から憧れと公言するレアル・マドリーでプレーするエンバペ。ここまで公式戦18試合で9ゴール2アシストとまずまずの結果を残してはいるものの、直近のパフォーマンスやチームの不調、さらにピッチ外の問題などにより、強烈な批判にさらされることに。そして迎えた27日のチャンピオンズリーグ・リーグフェーズ第5節リヴァプール戦(0-2)ではPKを失敗するなど、苦しい戦いが続いている。

そんな25歳のフランス代表キャプテンについて、『The Athletic』のトマス・ヒル・ロペス＝メンチェロ記者は「エンバペはこれからどうなるのか？」と題し、以下のように分析した。

「CLの重要な夜にマドリーファンが期待していたようなパフォーマンスではなかった。悲しいことに、マドリーでの残念なスタートの後では、これはあまりにも予想通りの結果だったのかもしれない」

「ヴィニシウス・ジュニオールの欠場に伴い、エンバペにとっては得意な左サイドで活躍できる絶好のチャンスだった。週末のレガネス戦でも同じポジションで先発し、4試合連続無得点に終止符も打っている。さらにトレント・アレクサンダー＝アーノルドの欠場により、相手は経験の浅いコナー・ブラッドリー。これ以上ない機会だった。だがブラッドリーには最後まで苦戦し続け、61分のPK失敗はフラストレーションの溜まる一日を象徴している。後半は少し改善があったとは言え、簡単なパスミスや明らかに集中力を失っている瞬間がいくつもあった」

「ヴィニシウスは3週間の欠場が予想されるため、エンバペはしばらく左サイドでプレーするはずだ。だが、彼はマドリー加入からここまで、決定的なパフォーマンスは見せていない。現時点で最も印象に残っているのは、屈辱的なクラシコ(0-4)で8回もオフサイドを取られたことになるだろう」

CLリーグフェーズで2勝3敗で24位に沈み、3試合を残す中で敗退の可能性も現実味を帯びてきたレアル・マドリー。エンバペは、苦しむチームを救うパフォーマンスを発揮できるのだろうか。