パリ・サンジェルマン（PSG）FWキリアン・エンバペは、チャンピオンズリーグ（CL）が終了するまで契約延長に応じるつもりはないようだ。
今夏には去就問題が大きな注目を集めたエンバペ。現行契約が今季限りで満了する中で1年間の延長オプションを行使しないことを公言すると、ナセル・アル・ケライフィ会長は「フリーで出て行くことはできない」と断言。そして日本ツアーもメンバー外となり、リーグ・アン開幕戦も欠場していた。
その後に上層部との話し合いで和解してトップチームに復帰すると、ここまで公式戦9試合で8ゴールと見事な活躍を見せている。しかし依然として契約を延長しておらず、このままでは来夏に契約満了でPSG退団することになる。
そしてフランス『レキップ』は、エンバペとPSGの状況について報道。上述の和解は「金銭面で合意に達した」からであり、選手側は契約延長に対するスタンスを変えていないものの、今夏に残留したことで支払われる予定だったボーナスの一部を放棄することで合意した可能性があるようだ。
さらに同メディアによると、PSGとエンバペ側の関係性は直近の数週間で改善している模様。しかし、選手側は今季のCLでの戦いが終了するまで将来について決断しないようだ。またPSG側もそれを理解しており、様々な対応を強いられた今夏よりは冷静に状況を見守っているという。そのため、現行契約が今季限りで満了するにも関わらず、将来が明らかになるのはもう少し先になる可能性が高いと伝えられている。
