パリ・サンジェルマン（PSG）のOBでもあるロナウジーニョ氏は、FWキリアン・エンバペのバロンドール受賞の可能性に言及した。
16歳でのプロデビュー以降、驚異的な活躍を続けるエンバペ。24歳にしてすでにキャリア通算300ゴールを達成しており、2018年のワールドカップ優勝に加え、リーグ・アン6度優勝など数々のタイトルを手にしてきた。
しかし、その年の世界最高の選手に送られるバロンドールの受賞経験はなし。今年は有力候補の1人とされていたが、リオネル・メッシ、アーリング・ハーランドに次ぐ3位という結果になっている。
そんな中、PSGのOBで2005年のバロンドール受賞者でもあるロナウジーニョ氏は、『AFP』の取材に対して「彼は良き友人であり、素晴らしい選手だよ。あのプレースタイルも大好きだね」としつつ、以下のように続けた。
「彼のような偉大な選手には、どのチームでもバロンドールを受賞するチャンスがある。でも私はPSGを愛しているし、PSGで受賞してもらいたいね」
その上で、チャンピオンズリーグで優勝すればバロンドール受賞の可能性が高まるとし、「毎年（優勝は）すごく難しいんだ。簡単ではないよ。でも、彼らには素晴らしい監督・選手がいるし、何だって可能だよ」と期待を込めた。
なおエンバペ自身は今年7月、『フランスフットボール』のインタビューでバロンドールについて言及。「PSGでプレーしていることは大きな助けにならない」とも発言している。フランス『GFFN』は、「エンバペとPSGの契約は今季で満了。バロンドールは来年秋まで開催されない。契約更新の話し合いはまだなく、したがってロナウジーニョの望みは敵わないかもしれない」と予想した。