ブラジル代表FWガブリエウ・マルティネッリは、退団するアーセナルへメッセージを綴った。
2019年に当時ブラジル4部のイトゥアーノからアーセナルに加入したマルティネッリ。これまで公式戦278試合で62ゴール36アシストを記録、昨季はプレミアリーグ優勝やチャンピオンズリーグ決勝進出に貢献するなど、ミケル・アルテタ監督就任後のアーセナルを主力に1人として支えてきた。また、ブラジル代表としても27キャップを記録。今夏のFIFAワールドカップ2026では、日本代表戦で決勝ゴールも奪っている。
そんな25歳FWだが、コミュニティシールドも含めて今季開幕から3試合連続でベンチ外に。構想外となって退団が決定的になると、3日にサウジアラビアの強豪アル・ヒラルへの完全移籍が決定。4年契約を結んでいる。
そしてマルティネッリは3日、自身のインスタグラムを更新。「ついにこの日が来てしまった。正直、まだ別れの言葉を綴る心の準備はできていないけど、それでも書いてみようと思う」と前置きし、古巣にメッセージを送った。
■心を震わす別れの言葉
「7年前にここへ来たとき、僕はまだ18歳になったばかりの少年に過ぎなかった。心の中では、ずっとここにいられるものだと思っていた。しかし、人生は絶えず変化するものであり、時には計画していたのとは全く違う道へと進むことになるものなんだ」
「いつかチャンピオンになれるだろうか? 新しいクラブ、新しい国、新しい文化に馴染めるだろうか? チャンピオンズリーグでゴールを決められるだろうか? 重要な場面でゴールを奪えるだろうか? オリンピックやワールドカップに出場するチャンスはあるだろうか? そして、ワールドカップでゴールを決めるなんてことがあり得るだろうか?」
「18歳のガブリエウは、そんなことを思い描いていた。そして、僕らはそれを成し遂げたんだ」
「FAカップやコミュニティシールドで優勝し、ついに待ち望んでいたプレミアリーグのタイトルも手にした。ブラジル代表としては、オリンピックで金メダルを獲得し、ワールドカップにも2度出場し、特別なゴールも決められた。そしてここアーセナルでは、98ものゴールに関与できたんだ」
「このクラブで7年を過ごした。まるで“ヘイル・エンド(アーセナルの育成組織)”出身のような感覚だよ。長年にわたって僕を大切にしてくれて、成長を見守ってくれる家族のような存在に出会うことができたね。スタッフやチームメイトには感謝の言葉しかない。シェフ、キット担当、ドクター、ドアマン、警備スタッフ、メディアチーム、清掃スタッフ、理学療法士、そして2019年から今日に至るまで僕の物語の一部となってくれたすべてのチームメイトに感謝したい。この旅路の中で、僕の成長を支えてくれたすべての人に『ありがとう』と伝えたいんだ」
「そしてファンのみんなへ、本当にありがとう。初日から僕を温かく迎え入れ、ここを“我が家”だと感じさせてくれたね。ピッチに立つたびに、どんな状況であっても、このユニフォームのためにすべてを出し尽くしたよ」
「アーセナルへ。僕を信じ、世界に自分を証明するチャンスを与えてくれてありがとう」
「何よりも、この長い旅路の間ずっと僕のそばにいてくれた家族と妻に感謝を伝えたい。僕らにしか分からない困難を乗り越えるために必要な、心の支えをすべて与えてくれた。長い旅路であり、数え切れないほどの歴史が詰まっているけど、それがついに終わりを迎えた。涙をこらえながらこれを書いている。この7年間を言葉にするのは、本当に難しいね」
「背番号35から11へ。Once a Gunner, Always a Gunner(一度ガナーズの一員になったら永遠にガナーズの一員)。さようなら。そして改めて、感謝を込めて」





