リヴァプールは、今夏DFデヤン・ロヴレンを放出する可能性が高まっている。『Goal』の取材で明らかになった。
2014年にサウサンプトンからリヴァプールに加入したロヴレン。2年連続のチャンピオンズリーグ決勝進出やプレミアリーグ優勝を経験した同選手だが、今シーズンはジョー・ゴメスとジョエル・マティプよりも序列を落とし、ここまで公式戦15試合に出場したのみ。リーグ戦では初黒星を喫したワトフォード戦以来出番がない。
リヴァプール上層部は、依然として他クラブから問い合わせの多い31歳クロアチア代表DFの売却を進める考えがある模様。同選手との契約は残り12カ月を切り、フリーで退団させるよりも、移籍金を得られる今夏に放出する可能性が高い。そんなロヴレンに関心を寄せるのがロシアのゼニト。さらに、以前から興味を持つローマやプレミアリーグ勢2クラブからも問い合わせがあったようだ。
ロヴレン自身は、先日『スカイスポーツ』に対して、CB4番手となる現状に「僕にとっての試練で、ベンチにいることは最も幸福な時間ではない。でも、これは監督の決断であり、リスペクトしている。いつでも200％を出せる準備をしている」と明かしていた。
仮にクロアチア代表DFがクラブから退団すれば、DF陣の層が薄くなることは避けられない。さらに、ゴメスとマティプは負傷により長期離脱した過去がある。そのためユルゲン・クロップ監督は、キ＝ヤナ・フーフェルやセップ・ファン・デン・ベルフ、ビリー・クメティオ、ナサニエル・フィリップスといった若手選手を積極的に起用することになりそうだ。
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