パリ・サンジェルマン(PSG)のレオナルドSD(スポーツディレクター)は、ボルシア・ドルトムントに移籍したベルギー代表DFトーマス・ムニエの批判を受け、フランス紙『パリジャン』で反応。加えて、ドイツクラブの移籍市場での活動に苦言を呈した。
今夏PSGとの契約が満了となり、フリーでドルトムントに渡ったムニエは先日『dpa通信』で、自身は8月に行われることになったチャンピオンズリーグ終了後までの短期の契約延長を望んでいたと主張。さらに移籍が決まってからは「(レオナルドSDから)6月末に弁護士を通して書状でPSGではもう歓迎されないとも伝えられた」と練習参加すら許されなかったことなども明かし、古巣での扱いへの不満を示していた。
それらを受けたレオナルドSDは『パリジャン』の取材で反応。短期の契約延長の件について「契約が切れる選手に関しては共通のポリシーとして、6月30日に満了となった現行契約と同じ条件での2カ月間の延長する考えだった。チアゴ・シウバ、エリック・シュポ=モティング、セルヒオ・リコとは合意し、彼らは模範的に振る舞ってくれた。トーマス・ムニエはすでにドルトムントと契約を結んでいた。いつそうしたかは知らない。1月1日からどことも契約できたし、彼にはその権利があったのだからね」と語ると、次のように続けている。
「彼はドルトムントと同じサラリーを求めたんだ。私は(ムニエを)レンタルで残すため、ドルトムントに電話したが、ドイツのクラブはレンタル料を求めてきた。その条件を認めることができなく、それが彼への対応がほかとは異なった理由だ。クラブは彼に対して無礼な態度をとったことはない。ケガや出場停止を除けば、いつも頼れりになった。我々は契約延長を試みたが、彼はそれを望まなかった。彼にはその権利がある」
また、クラブ側がムニエの練習参加を認めなかったことについては「彼はトレーニング設備に来たいと望んでいた。8日間の練習のために来られても意味がないため、クラブはメールを通じてそれを断った」と言及。一方、ムニエの表現では“出入禁止”とも捉えられる伝え方に関してレオナルドSDは「彼は選手たちに挨拶しに、ドルトムントとの契約締結が発表された翌日の6月26日にトレーニングキャンプに現れた」と述べ、そういった扱いはしていないと強調している。
最も、先日バイエルン・ミュンヘンにU-18フランス代表DFタングイ・ニアンゾウ・クアッシを失った同SDはムニエの件より、フランスクラブのアカデミー生のドイツへの流出に立腹の様子。同紙に対して「バイエルン・ミュンヘン、RBライプツィヒ、ボルシア・ドルトムントを始めとするドイツのクラブが(我々の)若手を奪っていくのは大きな問題だ。彼らは親や友人、親戚やまだ16歳にもなっていない選手たち本人に電話する。彼らは若手たちをうぬぼれさせているんだ。フランスのクラブを守るためにルールを変えなければならないかもしれないね」と指摘していた。



