KoundeGetty Images

チェルシー移籍の可能性もあったクンデ「バルサに加入できると知って迷わず選んだよ。どこに行きたいかは明確だった」

バルセロナは8月1日、セビージャから獲得したDFジュール・クンデの入団発表を開いた。

推定移籍金5000万ユーロ+インセンティブ1000万ユーロでバルセロナに加わったクンデ。現在から将来にかけて、DFラインの新たなリーダーになることが期待されるフランス代表DFは、記者会見で次のように意気込みを語った。

「このクラブの会長、役員、ファンの愛情から、とても素晴らしい印象を受けているよ。本当にうれしいし、誇らしいことだ。僕が加入したクラブは偉大であり、野心にあふれている。自分も野心にあふれているよ。一緒に、一番の高みを目指したいね」

クンデはチェルシー移籍目前と報道されていたが、急転してバルセロナ加入が決定。セビージャのモンチSD(スポーツディレクター)曰く、先週まではチェルシー及び選手と移籍に関して口頭合意に至っていたが、週末になるチェルシーに「迷いが生じた」。そのタイミングでバルセロナから初めて連絡があり交渉の末に合意に達すると、再び獲得の意思を示したチェルシーに対してはオファー額が下回っているとの理由で断りを入れたという。クンデはこの移籍劇についても説明している。

「確かに他クラブのオファーはあった。自分のした努力があるとすれば、バルサがセビージャと合意するのを待つことだったんだ。(バルセロナ移籍の)可能性が生まれたと感じたとき、僕はバルサを選んだ。だって、自分がどこに行きたいかは迷うことなく、はっきりしていたんだから。このクラブには野心があり、なおかつ僕はラ・リーガが好きだ。別に何か努力をしたというわけでなく、本当にこのクラブに入団したかっただけなんだよ」

獲得を熱望していたとされるチャビ・エルナンデス監督の存在も重要だったようだ。

「彼とはとてもスムーズに話し合えた。監督からの愛情はずっと感じてきたし、彼は本当に僕に来てほしかったんだと思う。自分のキャリアにおいて、とても重要な局面だったけれど、それこそが鍵を握っていたんだ。彼からはセビージャで見せていたプレーをし続けてほしいと言われている。アグレッシブで、後方からパスを出していくという自分の長所を発揮するようにね」

「ラ・リーガのことは分かっているし、それがチームへの適応をより簡単にしてくれるだろう。大切なのはバルサのスタイルに順応することだ。監督の指示を聞き、チームメートたちを知ることでね」

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