NECナイメヘンの幹部ウィルコ・ファン・スハイク氏は、佐野航大のPSV移籍について苦言を呈している。
昨季NECでエールディヴィジ34試合出場3ゴール7アシストを記録し、3位フィニッシュの立役者となった佐野航大。今夏の移籍市場でも大きな注目を集めると、ホッフェンハイムへの移籍は破談に終わったが、最大1700万ユーロ(約31億円)とされる移籍金でオランダ王者PSVへの加入が決定した。
しかし、この移籍に関してスハイク氏は不満を漏らしている。『ESPN』の番組「Goedemorgen Eredivisie」に出演すると、22歳MFの移籍のタイミングについて言及。佐野航大は、NECの今季開幕戦となった4日のチャンピオンズリーグ3次予選ファーストレグ、オリンピアコス戦(0-0)でメンバー外となり、その4日後に移籍が決まったが、「佐野があと2試合プレーすることに関しては、全員で合意していた。誰もが知っていたんだ」と語った。
また、「ホッフェンハイムへの移籍が実現寸前で破談となり、彼自身もそれを非常に残念に思っていた。だから我々は彼に協力することで合意していたんだ。彼を助けたいという思いもあった。テクニカルダイレクターがもう少し粘っていれば、我々はさらなる利益を得られたかもしれない。しかし彼は冬の移籍市場でも残留し、チームを助けてくれた。何の抵抗もすることなくね。だからこそ、今回の移籍は協力しようと決めていたんだ」とし、クラブとして移籍に協力する姿勢だったことを明かしている。
そして佐野航大側とは、オリンピアコスとの2試合に出場してから移籍することで合意していたことを告白。しかし「その後、様々な動きがあって、ある日の朝にすべてがまとまった。コウダイに電話をかけたが、すべてが終わったのだと判明した」とし、約束が守られなかったと主張した。そのうえで、「彼はまだ若い。サッカー界ではこうした話は珍しくないし、実際によくあることなんだ」と続けている。
さらに、オリンピアコス戦でディック・スロイデル監督が佐野航大をメンバー外としたことに関しては、「ディックの判断は明確だった。メンバーから外すということだね。『君が嫌なやつだからではない。この判断には我々も失望している』と伝えたよ」とコメント。その後、代理人にNECのチーム合宿を離れる必要があることを告げ、佐野航大はPSVへの移籍手続きを完了させるためにアイントホーフェンに向かったと明かした。




