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イラン、後半ATの劇的2発でウェールズ撃破! カタールW杯で初の一発レッド退場、数的優位を活かして今大会初勝利

カタール・ワールドカップ(W杯)グループB第2節のウェールズ代表vsイラン代表が25日に開催され、イランが2-0で勝利した。

初戦のアメリカ代表戦を引き分けたウェールズと、イングランド代表に2-6で大敗して黒星スタートとなったイランが対戦した。ウェールズはエースのベイルやラムジーらが先発。対するイランはアズムンやタレミなど中心選手がスタートからピッチに立った。

立ち上がりから両チーム球際に厳しくいくインテンシティの高い攻防となった序盤、ウェールズは11分にファーストチャンス。ロバーツが右サイドから入れたセンタリングにムーアが足を伸ばして合わせる。しかし、これはGKホセイニのセーブに阻まれる。対するイランは15分、アズムンとのワンツーでゴール前に抜けたゴリザテがネットを揺らすも、わずかにオフサイドで先制とはならない。

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ハーフタイムにかけては、ボールを保持したウェールズが相手陣内で攻撃を仕掛ける時間帯が続くが、イランも集中した守備を継続し、最終ラインで踏ん張り続ける。そのまま前半は0-0のまま折り返す。

迎えた後半、イランは序盤に速攻から決定機を演出。52分、スルーパスで一気にボックス右に抜け出したアズムンがそのまま右足を振る。しかし、このシュートは右ポストに直撃。さらにこの攻撃の流れから今度はボックス右手前のゴリザテが左足でのコントロールシュートを放つ。しかし、これも左のクロスバーに弾かれ、2度にわたって枠に嫌われる。

ここから攻勢に出たイランは、73分にもペナルティアーク付近からエザトラヒがゴール左を捉える鋭いシュートを放つ。しかし、GKヘネシーのビッグセーブを前に、ここもゴールを割ることができない。

終盤、イランは85分にタリミが最終ライン裏に抜け出すと、ボックス外に飛び出してきたGKヘネシーと激突。ヘネシーの膝がタリミの顔に直撃する危ないプレーとなった。VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の結果、GKヘネシーには当初のイエローカード判定が覆り、今大会初のレッドカードが提示されて、ウェールズが数的不利となる。

その後、数的有利のイランが勝ち点3を積極的に狙うと、アディショナルタイム8分に劇的弾を挙げる。ペナルティアーク手前のチェシュミが鋭いミドルシュートをゴール右に突き刺し、ついに先制した。

さらに追加タイム11分には、相手が前がかりになった後のカウンターから、ゴール前のレザイアンが冷静なシュートで2点目を記録。そのまま2-0で勝利したイランが数的優位を活かした劇的勝利で、今大会初白星を手にしている。

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