イングランド代表合流中のマンチェスター・シティMFフィル・フォーデンについて、イギリス『BBC』のチーフ記者が分析している。
2020年9月に20歳の若さでイングランド代表デビューを飾ったフォーデン。これまで48試合に出場しているが、トーマス・トゥヘル監督の就任した昨年1月以降はケガの影響もあってなかなかメンバーに入ることができず、直近では所属するマンチェスター・Cでもベンチに座る機会が増加していた。
そんな25歳MFだが、ワールドカップ前最後となるインターナショナルウィークでは35名のメンバーに選出されると、27日のウルグアイ代表戦には先発出場している。しかし、DFロナルド・アラウホのタックルを受けて負傷し、そのまま56分に途中交代を強いられた。
ウルグアイ代表戦を現地で取材した『BBC』のチーフ記者フィル・マクナルティ氏は、「もしこれがトゥヘルの選考会だったとしたら、フォーデンは不合格だったと言える」とし、ワールドカップ出場が非常に難しくなったと分析した。
「フィル・フォーデンのワールドカップ出場に向けた最後のオーディションは、トゥヘルの慰めの腕に抱かれながら痛ましい形で幕を閉じた。彼の顔には、アラウホの悪質タックルによる足首の痛みだけでなく、今夏のワールドカップ出場への望みが危ぶまれるようなパフォーマンスに終始したことによる苦悶の表情が浮かんでいる」
「フォーデンは熾烈なNo.10争いの中で、コール・パーマーを抑えて先発する機会を得た。しかし、全く期待に応えることができなかった。一方でパーマーは、精力的なプレーでアシストも記録した。最悪の場合、フォーデンは最後のビッグチャンスを逃してしまったことになるかもしれない。豊富な選手層を抱えるポジションで存在感を示すには、ウルグアイ戦で大活躍が必要だった。しかし、それは実現しなかった。せいぜい控え選手という立場だろう」
マクナルティ氏は、「同情の余地はある。アラウホの無謀なタックルを受けた後、大ケガを免れたのは幸運だった」としつつも、「パーマーの素晴らしいプレーは、フォーデンの苦境を浮き彫りにしている。そして今、彼に次のチャンスが巡ってくるかどうかは、見守っていくしかない」とし、大会までにトゥヘル監督へアピールする時間はほとんど残されていないことを指摘している。
