ヨーロッパの複数のファン団体は20日、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長の辞任を求める署名活動を開始した。
2016年からFIFAの会長を務めるインファンティーノ氏。しかし、昨年からFIFA平和賞の授与やワールドカップ期間中のアメリカ代表FWフォラリン・バログンの出場停止延期を巡る問題などで、ドナルド・トランプ米大統領との関係が疑問視されてきた。さらに先月、ワールドカップ関連事業株式売却案を発表したことで世界中から非難が殺到。計画中止を発表した後も強烈な反発は続いており、特にUEFA(欧州サッカー連盟)は不信任決議を行うための臨時総会の招集も検討していると伝えられている。
そうした中で20日、ヨーロッパ複数の著名なファン団体が連盟で、インファンティーノ会長の辞任を求める署名活動を開始。「フットボール・サポーターズ・ヨーロッパ」や「ナショナル・サポーターズ・アソシエーション」、「イレジスティブルズ」などは、署名サイト『Change.org』で署名活動を立ち上げると、すでにFIFA傘下の全6大陸連盟にまたがるファン団体から支持を獲得しているとしつつ、以下のように声明を発表した。
「FIFA会長という1人の人物による、ワールドカップを民間投資家に売り渡すという恥ずべき試みは、フットボール界が決して忘れることはない裏切りだ。インファンティーノ氏の計画は秘密裏に進められ、密室で交渉され、FIFA加盟団体やフットボールを支える情熱を持つ何百万人もの人々からも隠されていた」
「フットボールを繰り返し裏切り、我々の競技を愚弄する会長に、フットボール界を率いる資格などない。FIFAの信頼性のため、そしてフットボール界の未来のため、彼は辞任しなければならない」
なおこの声明では、サッカー界の未来を左右するような大きな決定にはサポーターやその他主要なステークホルダーを正式に関与することなども求めている。



