アーセナルOBセオ・ウォルコット氏は、16歳MFマックス・ダウマンのイングランド代表招集に関してアドバイスを送っている。
アーセナルの育成組織出身であり、昨夏のプレシーズンの活躍で大きな注目を集めたダウマン。そのままトップチームに帯同していたが、昨年末に足首を痛めて約3カ月近く離脱を強いられていた。それでも、14日に行われたプレミアリーグ第30節ではスコアレスで迎えた74分から途中出場。89分の先制点のきっかけとなるクロスを送ると、終了間際には自陣からドリブルで独走して初ゴールをマークし、2-0の勝利の立役者となった。
プレミアリーグ史上最年少ゴール(16歳73日)を奪ったダウマンは現地で大きな注目を集めており、日本代表やウルグアイ代表と対戦する3月の招集メンバー入りを期待する声も上がっていた。結局U-19チームに合流することになったが、トーマス・トゥヘル監督は重圧をかけたくないとしつつも「ワールドカップに招集する可能性は常にある」と語っている。
しかし、アーセナルの“大先輩”はワールドカップへ連れて行くべきではないと考えているようだ。イングランド代表史上最年少デビュー記録(17歳75日)を持ち、当時アーセナルのトップチームであまり出番がなかったものの17歳で2006年ワールドカップ招集メンバーに入ったウォルコット氏は、『Mirror』で以下のように持論を展開した。
「彼が選ばれないことを願っているよ。悪い意味で言っているんじゃなくて、もし過去に戻れるならあの出来事を変えたいと思っているから。『ダメだ、行くな』って自分に言い聞かせたい。でも、17歳の僕にそんなこと言っても無駄だったね! プレミアリーグでプレーしている彼と当時の僕では違いがあるけど、自分のペースで成長していく必要がある。まだ若いし、特に精神面でね」
「僕は早く大人にならざるを得なかった。でも、このチームは若くて経験が浅いんだ。彼は守られているね。それは重要だよ。一方の僕は、君たちと話すためにいきなり選ばれたんだ!」
「彼はいずれ選ばれると思う。でも、今のイングランドには素晴らしいウインガーがたくさんいるよ」
そのうえで、「彼は試練に直面する度に見事に乗り越えてきた。とはいえ、先走ってはいけない。時間が必要だよ。ミケル・アルテタという頼もしい監督がいて、周りには学ぶべきトッププレイヤーがいる。ブカヨ(サカ)も支えてくれるだろう。重要なことだね」と今後の活躍に期待を込めた。
