イタリア代表主将のDFジョルジョ・キエッリーニが8日、UEFAのインタビューに応じ、11日のEURO(ユーロ)2020決勝への思いを語った。
イタリアは4年前の2017年11月、ロシア・ワールドカップ欧州予選プレーオフでスウェーデンに敗れ、60年ぶりにW杯本大会への出場権を逃すどん底を味わった。その後、ロベルト・マンチーニの下で再出発したイタリア。若手主体のチームは着実に成長を遂げ、2018年10月のウクライナ戦から無敗の快進撃を続けてきた。EURO2020準決勝では、スペインとの120分間の激闘の末、PK戦を制し、2大会ぶりの決勝進出を決めた。36歳の主将キエッリーニはチームの復活を喜ぶ。
「これは、監督によって僕らの胸の中に刻み込まれた夢なんだ。ここ3年間にわたって温め続け、それが現実になろうとしている。ところが最初は僕らも、『EUROで優勝しなければならないと頭に叩き込め』なんて言われて、監督は頭がおかしいのかと思うほどだったよ。しかし監督はこの数年間でチームを作り上げ、決勝へ導くことができたんだ。1センチずつ前へ進み、残るは最後の1センチになった」
11日にウェンブリー・スタジアムで行われる決勝では、ガレス・サウスゲート率いるイングランドと対戦する。
「イングランドは実戦的で強いチームであり、重要な歩みを続けてきた。W杯では、エピソードにより試合が決まって準決勝敗退となったが、十分に決勝へ行ける実力だったことを忘れてはならない。当然、今大会においても決勝に進出することは予測できた」
続いてキエッリーニは、決勝トーナメントでのベルギーやスペインとの対戦を振り返った。
「どの試合も違う意味で大変なものだった。ベルギーは強力なFWが何人もいてタフな試合になったが、僕らは上手く試合を支配することができた。最後の15分間は多くのFWが投入されて苦しめられたが、全般的に僕らが主導権を握っていたので、守備陣が一息つける時間帯もより多かった。最も苦しめられた相手はもちろん、スペインだ。熟練したパスワークもそうだが、スペインは他のチームと違い、120分間にわたってプレスをかけてきたからね」
