チェルシーがアトレティコ・マドリーのスロベニア代表GKヤン・オブラクに興味を持ち、1億ユーロ(約122億円)を支払う準備があるようだ。スペイン『アス』が伝えた。
補強禁止処分などにより静かな12カ月を過ごしてきたチェルシーは今夏、移籍市場開幕前から積極的な動きに出る。2月にはアヤックスのハキム・ツィエクを獲得し、6月にはRBライプツィヒのティモ・ヴェルナーの加入を発表。しかし、まだまだ補強の手を緩めるつもりはないようだ。
同メディアによると、2シーズン前にGK最高額でケパ・アリサバラガを獲得したチェルシーが、再びこの金額の更新を目論んでいる模様。アトレティコ・マドリーで活躍し、世界最高の守護神と評価されるオブラクを今夏のトップターゲットと見なし、スタンフォード・ブリッジに迎え入れるために全力を尽くすようだ。そのために、1億ユーロを支払う意思があるとされている。
一時、ウィーリー・カバジェロに先発の座を譲ったケパだが、クラブはそのパフォーマンスに満足していないわけではないようだ。しかし、フランク・ランパード監督はアトレティコ・マドリー守護神獲得を熱望。そのため、スペイン代表GKを放出またはオブラクとの取引に含める可能性がある。
一方のアトレティコ・マドリーはいかなる条件でも守護神を手放す意思はない。国内外で戦うためには、ベストプレーヤーの引き留めが必須であることを理解しており、オブラク売却には徹底抗戦の構えとのことだ。
なお、アトレティコ・マドリーとオブラクは、昨春に契約を更新し、現行契約の期間は2023年まで。バイアウト条項は1億ユーロから1億2000万ユーロ(約147億円)に設定される。
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