チェルシーは20日、PSVからU-21イングランド代表FWノニ・マドゥエケを獲得したことを発表した。
トッテナムのアカデミー出身で2018年にPSVのユースチームに加入したマドゥエケ。現在20歳の同選手は左利きの右ウインガーで、爆発的なスピードでサイドを制圧できるプレイヤーだ。今シーズンは足首の負傷で11月に復帰したばかりだが、昨シーズンは35試合で9ゴール6アシストを記録している。
PSVは今冬、カタール・ワールドカップで輝きを見せたFWコーディ・ガクポを既に放出。チームの10番を背負うマドゥエケの移籍をルート・ファン・ニステルローイ監督は望まずも、戦いの場をプレミアリーグへ移すことに。なお、移籍金は2900万ポンド（約46億円）になる模様。マドゥエケは「チェルシーはロンドンで最高のクラブ。世界最高のクラブのひとつに加入できて本当に嬉しい。イングランドに戻ってプレミアリーグでプレーすることは夢だった」とコメントしている。
今シーズンのプレミアリーグで低調な戦いの続くチェルシー。シーズン後半戦の挽回に向けて今冬の移籍市場で積極的な補強を実施し、すでにブノワ・バディアシルやジョアン・フェリックス、ミハイロ・ムドリクらの大型補強を決行。マドゥエケの加入は今冬の移籍市場で6人目の新戦力となる。