イングランドサッカー協会(FA)は31日、チェルシーに対して罰金1000万ポンド(約21億円)と執行猶予付きの選手登録禁止処分を科すと発表した。
FAは昨年9月、代理人や仲介業者および選手への第三者による投資に関する規定への違反でチェルシーを告発。これらの違反はロマン・アブラモヴィッチ氏がオーナーを務めていた2009年~2022年までの期間、特に2010-11シーズン~2015-16シーズンにかけて発生した複数の事案に関連し、FAの規約違反が確認されたことが伝えられていた。
そしてFAは同日、1000万ポンドの罰金と執行猶予付きの選手登録禁止処分を科すと発表。2つの移籍市場にわたる選手登録禁止処分の執行猶予は2027年6月30日までであり、今後に同様の違反が確認された場合はこの処分が発動することになる。また『The Athletic』によると、処分を決定した独立規制委員会は当初、勝ち点6の剥奪処分(執行猶予付き)も科していたものの、チェルシー側の不服申立てによってこれは回避されたという。
FAは声明で、「チェルシーFCは聴聞会に先立ち、FA規則E1.2への74件の違反を認めた。これに対し、独立規制委員会は勝ち点6の剥奪(2027年6月30日まで執行猶予付き)および1000万ポンドの罰金を科した。同クラブはこの勝ち点剥奪処分(執行猶予付き)に対して不服を申し立て、独立控訴委員会はさらなる聴聞会を経てその申し立てを認め、当該処分を取り消した。その代わりに、控訴委員会は2回の完全かつ連続する移籍市場期間における選手登録禁止処分を科したが、これには2027年6月30日までの執行猶予が付けられている」と発表している。そのうえで、「本件に起因する個人の不正行為に関しては、引き続き調査を行っている」と付け加えている。
一方、チェルシーは今年3月にも別件で、アブラモヴィッチ氏がオーナーを務めた2011~2018年にかけて、一部選手の移籍や登録を巡って未登録の代理人やそれらに紐づく団体への報酬の支払いが発覚。プレミアリーグから1年間にわたるトップチーム選手登録禁止(2年間の執行猶予付き)と1000万ポンドの罰金が科されていた。


