チャンピオンズリーグでRCランスが歴史的な大敗を喫したことについて、フランスの識者は危機感を感じている。
4日に行われたチャンピオンズリーグ・リーグフェーズ第4節で、コモと対戦したRCランス。セリエAで近年躍進を続けるチームをホームに迎えた一戦となったが、前半だけで3失点を許すと、後半にはさらに6失点を喫することに。最終的に1-9と大敗している。
『Opta』によると、チャンピオンズリーグのホームゲームで9失点を喫したのは史上初のことであり、欧州大会での9失点はフランス史上2チーム目(1961年のストラスブール以来)、また9失点で敗れたのはクラブ史上2度目(1940年以来)と、このコモ戦は歴史に残る敗戦となった。
そしてフランスの著名記者ダニエル・リオロ氏は、『RMC Sports』の番組でフランスサッカー全体の危機を訴えている。
「フランスのクラブにとって、物事がうまくいかないのが『常態』なのだ。3年前のリールやブレストは例外だった。基本的には、期待を寄せられたチームであっても、いざとなると失敗してしまう。それが『常態』だ。昨年のマルセイユがそうだったし、欧州の大会で活躍が期待されながらセルタ相手に崩れ去ったリヨンもそうだ。ストラスブールが経験した『ライプツィヒへの道』も、結局は悲惨な結末に終わっている……。それが我々の『常態』だ。欧州の大会では、ひどい結果に終わるというのがね」
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「フランスサッカー界が経済的にどのような状況にあるのかは十分に分かっているはずなのに、まるで壁に向かって話しているような状態が2年も続いている」
「確かに、ブレストの活躍のように、全体像を見えにくくさせる明るい材料はいくつかあった。しかし、我々は(欧州の舞台から)脱落しつつある。PSGが多くのポイントを稼げなければ、ポルトガルやオランダといった国々に(UEFAランキングで)とっくに追い抜かれてしまっているのが現状だ。この衰退は我々のサッカー界にとって非常に深刻な事態だが、世間はこうした現実を聞きたがっていないように感じるよ」
なお、リーグフェーズ第4節を終えた時点でプレーオフ圏内に入っているリーグ・アン勢は、全勝のパリ・サンジェルマンのみ。RCランスは33位(勝ち点3)、リールは35位(勝ち点1)に沈んでいる。
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